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J-GLOBAL ID：201702234008731730   整理番号：17A0639877

屈折率分布型ポリマー光導波路の歴史と展開

著者 (1件)： 小池康博 (慶応大)
資料名： 光技術コンタクト  (Optical and Electro-Optical Engineering Contact)
巻： 55  号： 5  ページ： 4-9  発行年： 2017年05月20日 
JST資料番号： S0624A  ISSN： 0913-7289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屈折率分布型プラスチック光ファイバ(GI型POF)は,伝送可能速度の制限要因となる材料分散が石英ガラスよりも小さい。このような材料特性により石英系光ファイバを上回る伝送速度を実現できる。GI型POFでは,ミクロな材料特性に起因する雑音低減効果を有している。また,GI型POF用の相互接続技術も進展している。本論文では,GI型POFを含むGI型ポリマー光導波路の開発の歴史を概観した。コンシューマ向けの8K映像伝送において有用なGI型POFの高速性,低雑音性,簡単接続性について最近の研究を紹介した。GI型ポリマー光導波路の開発の歴史を述べ,GI型POFでの高精細映像伝送を説明した。また,世界最速GI型POFのための光インターコネクト法も説明した。高速性,低雑音性,簡単接続性は,8K映像伝送において極めて大きな優位性を与える。

シソーラス用語： *光導波路 ,  重合体 ,  *屈折率分布 ,  プラスチック ,  *グレーデッド形ファイバ ,  配線 ,  相互接続 ,  映像 ,  信号伝送 ,  雑音低減 ,  *機能性高分子 ,  高精細映像 ,  送像【画像】
準シソーラス用語： POF【光ファイバ】 ,  プラスチック光ファイバ ,  *ポリマ光導波路 ,  映像伝送

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (17件)：

• Y. Koike, Y. Takezawa, and Y. Ohtsuka: ′′New interfacial-gel copolymerization technique for steric GRIN polymer optical waveguides and lens arrays,′′ Appl. Opt., 27 (1988) 486.
• S. Eguchi, H. Asano, A. Kannke, and M. Ibamoto: ′′Gradient index polymer optical waveguide patterned ultraviolet irradiation,′′ Jpn. J. Appl. Phys., 28 (1989) L2232.
• Koike, Y. US Pat. 5,541,247, Jpn Pat. 3,332,922, Eur Pat. 0,566,744, KR Pat. 170,358, CA Pat. 2,098,604 (originally filed in1991).
• Y. Koike, N, Tanio, and Y. Ohtsuka: ′′Light scattering and heterogeneities in low-loss poly (methyl methacrylate) glasses,′′ Macromolecules, 22 (1989) 1367.
• Y. Koike: ′′High-bandwidth graded-index polymer optical fibre,′′ Polymer, 32 (1991) 1737.

タイトルに関連する用語 (4件)： 屈折率分布 ,  ポリマー光導波路 ,  歴史 ,  展開