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J-GLOBAL ID：201702234096706003   整理番号：17A0894627

教育行為から学習行為への研究視点 -サイバー社会における教育・学習環境の認識-

Research Viewpoint from Educational Issues to Learning Issues-Educational/Learning Research Issues in Cyber Society-

著者 (1件)： 渡邉豊英 (名古屋産業科研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 83(ET2017 12-19)  ページ： 25-30  発行年： 2017年06月03日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 教育行為は教育工学を定義付ける重要な語彙である。しかし,今日,ユビキタス環境や,時空間制約から解放された学習空間が強力に展開される時代において,教育行為は時代を推進するキーワードとして必ずしも意味付けられる言葉ではない。反転学習,アクティーブ学習などの,学習者を主体とする学習の枠組みを評価する傾向は,学習者自身の能動的な働きを喚起する。学習行為はそのような時代を受けて,教育・学習分野に焦点を定める語彙と認識される。教育行為と学習行為は表裏一体的な関係にありながら,それらを意味・解釈する観点からは,必ずしも一義的に包含的関係で定義することは難しい。本稿では,サイバー社会に展開される教育・学習活動を,教育工学における当初の研究目標から見返し,教育行為という言葉に託された意味を考えて,学習行為を捉え,学習行為に意味付けられる研究視点を議論する。(著者抄録)

シソーラス用語： *教育工学 ,  行動 ,  *情報技術 ,  *学習 ,  教育 ,  モデリング ,  *情報化社会 ,  *インターネット
準シソーラス用語： *ユビキタス環境 ,  学習活動 ,  *学習環境 ,  *学習行動 ,  学習支援 ,  *教育活動 ,  *教育環境 ,  調査分析 ,  能動学習 ,  反転学習

分類 (2件)： 科学技術教育  (AA04000C) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (24件)：

• 中澤渉,′′教育政策とエビデンス:教育を対象とした社会科学的研究の動向と役割′′,′′教育変革への展望2:社会のなかの教育(佐藤他編)′′,岩波書店,pp.73-101,2016.
• 三輪和久,′′オートメーションと付き合うために知っておくべきこと:認知的廃用性萎縮の課題′′,電子情報通信学会誌,Vol.97,No.9,pp.782-787,2014.
• Watanabe, T., ′′Learning Support Specification, Based on Viewpoint of Knowledge Management′′, Proc.of E-Learn2012(AACE), pp.1596-1605, 2012.
• Dweck, C.S., ′′Motivational Processes Affecting Learning′′, American Psychologist, Vol.41, pp.1-9, 1986.
• 小塩隆士,′′教育を経済学で考える′′,日本評論社,2003.

タイトルに関連する用語 (7件)： 教育 ,  行為 ,  学習 ,  研究 ,  視点 ,  社会 ,  学習環境