抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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出光の潤滑油ベースオイル製造装置プロセスには,流動点改善を目的に溶剤脱蝋装置(DW装置)と水素化脱蝋装置(LW装置)が導入されている。各脱蝋装置は処理油種(低粘度~高粘度)によって,一日あたりの処理量が異なり,DW装置の低粘度油種処理能力は高粘度油種処理能力の倍近くある。また,LW装置では高粘度油種の処理ができないため,DW装置のみで高粘度油種を処理している。今回,LW装置にて高粘度油種の処理を開始し,従来LW装置にて処理していた低粘度油種をDW装置にて処理することで両脱蝋装置の処理能力を最大限活用し,トータルでのベースオイル増産を図った。本報では,LW装置での高粘度油種の処理を目的とした,パイロットを用いた品質評価結果,プロセス検討結果及び実機運用における運転改善について報告した。(著者抄録)