地域海洋-大気結合モデルを用いた東アジア冬季モンスーン変化の力学的ダウンスケーリング【Powered by NICT】

Zou Liwei; Zou Liwei; Zhou Tianjun; Zhou Tianjun; Zhou Tianjun

文献

J-GLOBAL ID：201702234144334984 整理番号：17A1235264

地域海洋-大気結合モデルを用いた東アジア冬季モンスーン変化の力学的ダウンスケーリング【Powered by NICT】

Dynamical downscaling of East Asian winter monsoon changes with a regional ocean-atmosphere coupled model

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資料名：
巻： 143 号： 706 ページ： 2245-2259 発行年： 2017年
JST資料番号： D0478A ISSN： 0035-9009 CODEN： QJRMAM 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

本研究では,配位した地域気候ダウンスケーリング実験(CORDEX)東アジア領域上の代表的濃度経路(RCP)8.5シナリオの下での歴史的および将来の冬季気候変動のダウンスケーリングに対する地域的大気-海洋結合の影響を調べた。二セットの力学的ダウンスケーリングの結果は,水平分解能50kmの地域海洋-大気結合モデル(FROALS)と対応する大気のみの領域気候モデル(RegCM3)を用いて比較した。再解析データにより,局所大気-海洋結合過程の包含は,東アジアの最も陸域上の地表気候のシミュレーションにはほとんど影響しない。しかし,全球気候モデルによって駆動され,FROALSでシミュレートした低温海面水温偏差した再解析データによって駆動されるものよりもはるかに大きく,これは強く北向き拡張低レベル異常高気圧に有利であった。改良された低レベル冬季モンスーン流れはRegCM3における揚子江流域(中国北部とモンゴル)の乾燥バイアス(冷バイアス)を減少させた。RCP8.5シナリオの下では,中国の南海岸上の北東の弱いアリューシャン低気圧と比較的弱い増加はFROALSシミュレーション,駆動全球気候システムモデルからのものと一致していたことを明らかにした。しかし,大気のみRCMは中国東部の降水量の減少と拡張領域,中国南部の弱い表面温暖化を示した。大気のみRCMにおけるこれらの予測された変化は,中国東部,主に局所的SST昇温への強い応答の結果としての西部北太平洋上の海面気圧における誇張された減少に起因するで明らかに増強された偏北風であった。著者らの結果は,地域大気-海洋結合モデルは,東アジア上空の現在と将来の冬季気候変動の力学的ダウンスケーリングのための有用なツールであることを示した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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著者キーワード (4件)： , , ,

気候学,気候変動

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