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J-GLOBAL ID:201702234159050619   整理番号:17A1407150

マウスにおける自家移植でのマイクログラフトを用いた皮膚創傷治癒の加速化の機構

Acceleration Mechanisms of Skin Wound Healing by Autologous Micrograft in Mice
著者 (6件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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最近,組織を50μm以上の大きさの微小断片に切り刻むマイクログラフト技術が,開発されてきた。しかし,その創傷治癒における病態生理学的な機構は,依然として不明である。そこで,本研究では,正常マウスを用いて,創傷治癒に関する研究を行った。ここでは,添え木による皮膚創傷のヒト化マウスモデルを用いた。全皮膚の切除後,Rigeneraプロトコルにより得た組織の微小断片を傷に注入した。細胞の追跡研究では,GFPを発現する緑色マウスおよびSCIDマウスを用いた。ピクロシリウスレッド(PSR)を含むコラーゲン染色とα平滑筋アクチン(αSMA),CD31,形質転換成長因子-β1(TGFβ1)および好中球に対する免疫組織化学染色により,肉芽組織の発達を評価した。GFP陽性の細胞は,注入の7日後において肉芽組織に留まっていたが,13日後には消失していた。組織マイクログラフト液の創傷への注入に伴い,TGFβ1発現は,早期に,一過的に,肉芽組織中で発現の上昇が起こった。続いて,αSMA発現筋線維芽細胞の数が,厚くなった肉芽組織中で増え,血管新生とコラーゲンマトリックスの成熟が加速された。これらの肉芽組織上で,再生上皮の治癒が進行し,創傷領域の縮小が起こった。注入後の,これら交互の変化が,肉芽組織におけるαSMA発現筋線維芽細胞を増殖させ,コラーゲンの蓄積,血管新生,および創傷の収縮を起こすのであろう。これら変化の全てが,創傷上での上皮再生において有利に作用している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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皮膚の基礎医学  ,  外皮一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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