文献

J-GLOBAL ID：201702234218235030   整理番号：17A0525220

銅製古代のフラット斧,人類最古の金属ツール それを製造する遺跡冶金実験

Neolithische Flachbeile aus Kupfer, die aeltesten Metallwerkzeuge des Menschen-archaeometallurgische Experimente zu ihrer Herstellung

著者 (2件)： LASCHIMKE R. ,  BURGER M.
資料名： Metall (Clausthal-Zellerfeld)  (Metall (Clausthal-Zellerfeld))
巻： 71  号： 3  ページ： 85-88  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： D0054A  ISSN： 0026-0746  CODEN： MTLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： ドイツ語 (DE)

抄録/ポイント： 北部スイスと北部ボーデン湖地域の新石器時代の遺跡で長さ56mmで重さ500gのフラット斧とセラミック容器を発掘した。トラフ状容器の内壁は傾斜しており,溶融銅と接触した痕跡を持ち,ハンドルや注ぎ口はついていない。発掘したセラミック容器の模造品を使用して,古代の銅製ツールの製造を実験した。自然銅の使用では,火炎ピットでの銅の溶融温度(1083°C)に達したが,鋳造温度(1180°C)には達しなかった。またセラミック容器を移動させた痕跡はなく,溶融した銅表面の灰分を木製ヘラで取り除いた(スキミング)による凝固しわが形成した。フラット斧は凝固した銅塊を鍛造して製造したと推定できた。鋳造による製造は,ヒ化銅からヒ素を除いた銅(鋳造温度は1100°C),錫青銅(鋳造温度960°C)を使用した西暦前3000年代と考察した。

シソーラス用語： 遺跡 ,  スイス連邦 ,  時期 ,  考古学 ,  *技術史 ,  金属製品 ,  *非鉄冶金 ,  実験 ,  *ジグ ,  *器具 ,  *容器 ,  セラミック ,  調査 ,  溶融金属 ,  *鋳造試験 ,  *銅 ,  鍛造 ,  鋳込温度 ,  ヒ素 ,  除去 ,  青銅 ,  ヒ化物 ,  銅化合物
準シソーラス用語： *セラミック容器 ,  ヒ素除去 ,  *フラット斧 ,  *新石器時代 ,  青銅器 ,  青銅器時代 ,  発掘調査 ,  *非鉄冶金実験

分類 (2件)： 非鉄金属材料  (WE03000D) ,  金属工学一般  (WA01010O)

タイトルに関連する用語 (8件)： 銅 ,  古代 ,  フラット ,  人類 ,  ツール ,  遺跡 ,  冶金 ,  実験