抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クロム媒染処理後の重亜硫酸ナトリウム処理の影響およびその作用について検討した結果,重亜硫酸ナトリウムは染浴および繊維中に存在するCr(VI)を還元しCr(III)とするように作用するが,トリフェニルメタン系酸性媒染染料においては,“染料-Cr(III)-繊維”3者間の配位結合を促進するようには働かず,“染料-Cr(III)-繊維”の3者間配位結合が不完全な場合には,その配位結合を解裂するように作用していると考えられた。しかし,染着染料に対して一定量以上の重クロム酸カリウムが添加されることでCr(III)が染着染料および繊維分子鎖とで完全配位していれば重亜硫酸ソーダの作用の影響はほとんど受けないことも明らかになった。(著者抄録)