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J-GLOBAL ID：201702234307964137   整理番号：17A1993891

浜名湖の流動と水質環境に関する研究-第3報 外海水流入の状況-

著者 (8件)： 内山道春 (静岡県環境衛科研) ,  山内悟 (静岡県環境衛科研) ,  後藤裕康 (静岡県水技研) ,  鈴木恒雄 (静岡県環境衛科研) ,  菅谷則子 (静岡県環境衛科研) ,  清水麻希 (静岡県環境衛科研) ,  小山祐人 (静岡県東部健康福祉セ) ,  岡辺拓巳 (豊橋技科大 建築・都市システム学系)
資料名： 静岡県環境衛生科学研究所報告  (Bulletin of Shizuoka Institute of Environment and Hygiene)
号： 59  ページ： 65-71  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： F0630A  ISSN： 1343-246X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 浜名湖の水質は1993年頃から改善傾向にあったが,2004年頃からCOD値が上昇に転じ,一部の地点では環境基準の超過が続いている。そこでCOD値上昇の原因究明を前研究「浜名湖の水質保全について」で行った結果,夏季に栄養塩豊富な湖心部深層海水が浅海域へ移動していることが確認され,これがプランクトンの増殖を助長し,水質悪化の原因のひとつになっている可能性が示唆された。しかし,これまで知られていなかった湖心部深層海水の浅海域への移動(以降「湧昇」と記す)メカニズムは未解明のままであった。そこで,データ・文献から湧昇の発生機構は潮汐拡大による湖心部底層への外海水の流入と,それに伴う深層海水の浅海域への横溢によるものと推察し,外海水流入状況の確認を試みた。冬季水温観測の結果,湖心部付近の水深10m地点の底層において外海水流入の影響による水温上昇が観測されたことから,湖心部深層海水の湧昇は潮汐の拡大と関連している可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 湖沼 ,  温度変動 ,  *COD【水質】 ,  *潮汐 ,  海水 ,  移流 ,  浅水域 ,  *湧昇流 ,  プランクトン ,  栄養塩類 ,  水質保全 ,  水質基準 ,  水質汚濁 ,  *湖沼汚濁
準シソーラス用語： 移流拡散 ,  栄養塩 ,  海水流 ,  深層海水 ,  *水温変動 ,  *水質汚染 ,  水質環境 ,  水質環境基準 ,  *浅海域 ,  表層水温 ,  浜名湖 ,  *湧昇 ,  流動調査

分類 (2件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

タイトルに関連する用語 (8件)： 浜名湖 ,  流動 ,  水質環境 ,  研究 ,  外海 ,  水 ,  流入 ,  状況