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J-GLOBAL ID：201702234320430401   整理番号：17A1306306

寒冷地用パイプラインに貢献する鉄鋼技術

著者 (1件)： 杉山香里
資料名： ふぇらむ  (日本鉄鋼協会会報)
巻： 22  号： 10  ページ： 536-539  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： L2666A  ISSN： 1341-688X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パイプラインは石油や天然ガスを生産地から需要地まで運ぶ長大な設備である。最近は,石油・天然ガスの開発は寒冷地や海底などの未開発地域に広がっている。本稿では,寒冷地用パイプラインの開発について解説した。1)厳しい環境への建設が進むパイプライン:ラインパイプの要求特性の変遷,2)溶接部の靭性を確保した電縫鋼管:寒冷地でも靭性が低下しないラインパイプ用電縫鋼管,電縫鋼管の溶接モニタリング技術,3)酸化物の全長検査を行う超音波探傷技術:フェーズドアレイ超音波探傷技術,4)結晶粒微細化により厚板の靭性を向上:酸化物などの微細粒子のピン止め効果による溶接熱影響部の結晶粒粗大化の抑制,5)不連続永久凍土にも耐える高変形能鋼管:硬質フェライトと軟質ベイナイトの比率を最適化した高変形能UOE鋼管。

シソーラス用語： *パイプライン用鋼 ,  *溶接鋼管 ,  電縫鋼管 ,  UOE鋼管 ,  溶接部 ,  溶接熱影響部 ,  *破壊靱性 ,  微細構造 ,  結晶粒微細化 ,  酸化物 ,  フェライト組織 ,  ベイナイト ,  超音波探傷 ,  非破壊検査 ,  永久凍土 ,  延性 ,  伸び率 ,  寒冷地 ,  フェイズドアレイ
準シソーラス用語： 微細組織 ,  組織制御 ,  ピン止め効果 ,  ベイナイト組織 ,  変形能

分類 (3件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  溶接技術  (WC07030G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 寒冷地 ,  パイプライン ,  鉄鋼