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J-GLOBAL ID：201702234358442775   整理番号：17A0212194

機能性果実袋(遮熱性酸化チタン塗布果実袋)の試験成績の紹介

著者 (1件)： 藤井雄一郎 (岡山県農林水産総合セ 農研)
資料名： 果樹
巻： 71  号： 2  ページ： 2-5  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： Y0314A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 夏季の異常高温によるモモやナシの果実障害を低減するため,袋の表面に赤外線反射率の高い酸化チタンを細かいドット状に塗布した機能性果実袋を開発した。モモ用は本年度に製品化され,ナシ用は試験継続中である。モモでは機能性果実袋を被袋すると,成熟直前の果実表面の最高温度が慣行袋より1~2°C低下する。赤肉症,水浸状果肉褐変症の発生は少なくなる。果実品質は慣行袋と差はなく,平均収穫日が1~2日早くなる傾向にある。ナシでは果実表面温度の上昇抑制が認められ,煮え果の発生抑制,みつ症の発生が少ない傾向が認められた。果実品質は慣行袋と差はない。

シソーラス用語： *袋 ,  果実【器官】 ,  モモ ,  ナシ ,  *植物生理病 ,  *酸化チタン
準シソーラス用語： みつ症 ,  果実障害 ,  *果実袋 ,  煮え果 ,  水浸状果肉褐変症 ,  赤肉症

分類 (2件)： 農業機械・施設一般  (FB03010O) ,  植物の生理的障害一般  (FC04031L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 機能性 ,  果実袋 ,  遮熱性 ,  酸化チタン ,  試験 ,  成績