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J-GLOBAL ID：201702234490949228   整理番号：17A1109339

活性化ニューロンの画像化法および操作を目的とする光・カルシウム作動性転写因子

A light- and calcium-gated transcription factor for imaging and manipulating activated neurons

著者 (11件)： WANG Wenjing (Stanford Univ., California, USA) ,  SANCHEZ Mateo I (Stanford Univ., California, USA) ,  TING Alice Y (Stanford Univ., California, USA) ,  WANG Wenjing (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  PATTARABANJIRD Tanyaporn (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  SANCHEZ Mateo I (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  TING Alice Y (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  WILDES Craig P (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  GLOBER Gordon F (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  MATTHEWS Gillian A (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  TYE Kay M (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA)
資料名： Nature Biotechnology  (Nature Biotechnology)
巻： 35  号： 9  ページ： 864-871  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： H0870A  ISSN： 1087-0156  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 活動はニューロンを再構成し,その分子的,構造的,電気的特性を変化させる。本論文では,そうしたニューロンの選択的な特性評価および操作を可能とする人工的な転写因子FLAREを紹介する。FLAREは,ユーザーが決めた時間枠で活動を経験したニューロンのサブセットのみで,蛍光タンパク質,オプシン,および遺伝子にコードされたその他のツールを発現させる。FLAREは,細胞質カルシウム濃度の上昇と外部からの青色光照射の同時発生を感知し,その両者が膜に固定されていた転写因子を核へ移動させることによって任意の導入遺伝子を発現させる。培養ラットニューロンで10分間の刺激を受けたFLAREは,明暗シグナル比が120,高低カルシウムシグナル比が10であった。オプシンの発現により,FLAREで標識されたニューロンの機能的操作が可能となった。成体マウスでは,FLAREによって皮質での光・運動活動依存的な転写も生じた。そのモジュール式の設計,分スケールの時間分解能,および最小限の暗状態の漏出のため,FLAREは,カルシウムによるシグナル伝達を行うニューロンなどの細胞の活動依存的過程の研究に有用と考えられる。Copyright Nature Japan KK 2017

シソーラス用語： *遺伝学実験技術 ,  *転写因子 ,  *ニューロン ,  細胞情報伝達 ,  遺伝子発現 ,  ラット ,  オプシン ,  マウス ,  光照射 ,  結合部位 ,  イオンチャンネル ,  タンパク質 ,  画像処理
準シソーラス用語： in vivoイメージング ,  LOVドメイン ,  mCherry ,  カルシウムシグナル伝達 ,  *光遺伝学

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 活性化 ,  ニューロン ,  画像化 ,  カルシウム ,  転写因子