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J-GLOBAL ID:201702234498602597   整理番号:17A1112928

セボフルランはラットでコヒーレントな遅いデルタ振動を誘発する

Sevoflurane Induces Coherent Slow-Delta Oscillations in Rats
著者 (20件):
資料名:
巻: 11  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7037A  ISSN: 1662-5110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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意識喪失を誘発するために手術患者に全身麻酔薬を日常的に投与するが,麻酔によって誘発される無意識の根底にある機構は完全に理解されていない。ラットにおいて,吸入麻酔セボフルランを徐々に高用量にすると,それに応答して,前頭前皮質(PFC),頭頂皮質(PC),および中央視床(CT)内の脳波EEGおよび頭蓋内局所電場電位(LFP)が変化していた。低用量のセボフルランで誘導した場合,前脳波およびPFC,PCおよびCT LFPにおいてベータ/低ガンマ(12-40Hz)パワーが増加し,PFC-CTおよびPFC-PFC LFPベータ/低ガンマコヒーレンスが増加した。体動の喪失(LOM)は,ベータ/低ガンマPFC-CT LFPコヒーレンスの急激な減少と一致した。LOM後,前額部のEEGおよびPFC,PCおよびCTのLFPにおいて,皮質的にコヒーレントな遅いデルタ(0.1-4Hz)の振動が観察された。高用量のセボフルランで,正向反射の喪失が誘発され,コヒーレントな遅いデルタ振動が前額部のEEGおよびPFC,PCおよびCT LFPにおいて支配的であった。セボフルラン麻酔から動物が覚醒するにつれて誘導時に観察されたものと同様なダイナミクスが観察された。我々は,ラットはヒトにおけるセボフルラン誘発EEG振動の動物モデルとして有用であり,コヒーレントな遅いデルタ振動は,セボフルラン誘発行動停止およびラットにおける正向反射の喪失と相関があると結論づけた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  全身麻酔薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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