多発性骨髄腫細胞のSAHA誘導TRAIL感作は3D細胞培養において強化される【Powered by NICT】

Arhoma A.; Chantry A.D.; Chantry A.D.; Haywood-Small S.L.; Cross N.A.

文献

J-GLOBAL ID：201702234533695894 整理番号：17A1703788

多発性骨髄腫細胞のSAHA誘導TRAIL感作は3D細胞培養において強化される【Powered by NICT】

SAHA-induced TRAIL-sensitisation of Multiple Myeloma cells is enhanced in 3D cell culture

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巻： 360 号： 2 ページ： 226-235 発行年： 2017年
JST資料番号： B0313A ISSN： 0014-4827 CODEN： ECREAL 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

多発性骨髄腫(MM)は,現在多くの新しい療法にもかかわらず難治性。腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド(TRAIL)は,潜在的抗腫瘍剤である単剤としての効果は限定的である。本研究では,ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤SAHAはTRAIL誘導アポトーシスを増強し,骨に形成する播種性MM病変のモデルとして懸濁培養,および3D細胞培養の両方におけるTRAIL耐性を標的にすることができるかどうかを調べた。6多発性骨髄腫細胞株におけるSAHAおよび/またはTRAILの効果が両懸濁培養とアルギン酸3D細胞培養モデルで評価した。SAHAおよび/またはTRAILの効果はH33342/Propidiumヨウ化染色を用いて核形態の評価によるアポトーシスで評価した。生存細胞数はCellTiter Gloルミネセンス分析により評価した,カスパーゼ-8と 9活性はカスパーゼGlo分析キットにより測定した。TRAIL耐性細胞はTRAILに続くTRAIL耐性細胞の選択によるへの急性曝露によるRPMI8226とNCI-H929の培養により生成した。TRAILはOPM,RPMI8226,NCI-H929,U266,JJN3MM細胞株とA DC1形質細胞白血病細胞において用量依存的にアポトーシスを有意に誘導した。SAHAはOPMを除く全ての株におけるTRAIL応答を増幅し,増強されたTRAIL応答はカスパーゼ-8と 9を介してであった。SAHA処理がMM細胞におけるTRAILとの併用処理でさらに増加する成長阻害を誘導した。TRAILおよびスベロイルアニリドヒドロキサム酸(SAHA)の共処理は,全細胞株の生存細胞数を減少させた。TRAIL応答は,懸濁培養よりも低いTRAIL+SAHA用量でNCI-H929,RPMI8226およびU266における3D細胞培養におけるSAHAにより増強された。しかしTRAIL抵抗性のために選択した細胞におけるTRAIL応答はSAHA処理により更に増加しなかった。SAHAはTRAIL感受性と耐性の細胞株におけるTRAIL応答の強力な増感剤である,懸濁液と3D培養の両方で,しかしSAHAは最初にTRAIL感受性個体群からのTRAIL耐性のために選択されたTRAIL感受性細胞集団を感作しなかった。SAHAは非感受性細胞,特に獲得TRAIL耐性のための選択された細胞においてではなくTRAIL感受性を増加させる可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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細胞生理一般 , 腫ようの化学・生化学・病理学

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