文献

J-GLOBAL ID：201702234546938357   整理番号：17A1761734

4f²配位系PrIr₂Zn₂₀における反強多極子秩序

Antiferro-multipole Ordered State Associated with 4f² Configuration in PrIr₂Zn₂₀

著者 (2件)： 鬼丸孝博 (広島大 大学院先端物質科学研究科) ,  岩佐和晃 (茨城大 フロンティア応用原子科学研究セ)
資料名： 波紋  (Hamon)
巻： 27  号： 4  ページ： 144-147  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： L4558A  ISSN： 1349-046X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電気四極子が活性となる非磁性Γ₃基底二重項をとる4f²配位のPrIr₂Zn₂₀に着目し,0.04K未満でB≦5Tの磁場下の中性子回折測定を行って,非Kramers基底状態の二重項に期待される秩序パラメータ決定した。磁場によって誘起される反強磁性の磁気構造から,主要な秩序変数が四極子のO₂²であることを同定した。特に,四極子の単純な交替配位秩序ではなく,多極子間のフラストレーション効果が効いている可能性を指摘した。

シソーラス用語： 亜鉛化合物 ,  プラセオジム化合物 ,  イリジウム化合物 ,  *磁気秩序 ,  四重極 ,  反強磁性 ,  *中性子回折 ,  *フラストレーション効果 ,  秩序パラメータ ,  磁場効果 ,  電子 ,  電子構造
準シソーラス用語： 反強四極子秩序 ,  四極子秩序 ,  4f電子

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  中性子回折法  (BK01060A)

引用文献 (37件)：

• P. Morin and D. Schmitt, in Ferromagnetic Materials, edited by K. H. J. Buschow and E. P. Wohlfarth North-Holland, Amsterdam, 5, 1 (1990).
• J. M. Effantin et al., J. Magn. Magn. Mater. 47-48, 145 (1985).
• P. Link et al., Phys. Rev. Lett. 80, 4779 (1998).
• T. Onimaru et al., Phys. Rev. Lett. 94, 197201 (2005).
• R. Shiina et al., J. Phys. Soc. Jpn. 66, 1741 (1997).

タイトルに関連する用語 (1件)： 多極子