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J-GLOBAL ID:201702234659213318   整理番号:17A1041485

WRF-ChemをAODデータ同化システムと組合せて用いた大西洋の大気熱力学と熱帯低気圧発達に対する直接放射効果

Dust radiative effects on atmospheric thermodynamics and tropical cyclogenesis over the Atlantic Ocean using WRF-Chem coupled with an AOD data assimilation system
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巻: 17  号: 12  ページ: 7917-7939 (WEB ONLY)  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,Weather Research and Forecasting Model with ChemistryWeather Research(WRF-Chem)をエアロゾルデータ同化(DA)システムと組み合わせて用い,大西洋での大気熱力学と熱帯低気圧発達に対するダストの放射効果を調べた。2006年夏のサハラダスト大発生イベントを表現するため,MODIS AOD(エアロゾル光学的厚さ)データを,Gridpoint Statistical Interpolation(GSI)3次元変分(3DVAR)DAスキームに同化した。オゾン監視装置(OMI),AErosol RObotic NETwork(AERONET),Cloud-Aerosol Lidar and Infrared Pathfinder Satellite Observation(CALIPSO)観測との比較は,システムがダスト分布を再現できることを示した。2組の180時間予報をダスト放射効果が有る(RE_ON),無い(RE_OFF)条件で行った。RE_ONとRE_OFF予報の違いは,低高度(高高度)ダストが,対流抑制(CIN)の変化により対流を抑制(促進)することを示した。境界層直上のダスト層の加熱は抑制を増したが,十分高い加熱は対流抑制を低下させる境界層の上での冷却を可能とした。雲が熱力学的変化によって変化する準直接効果もみられ,それは次いで雲放射温度(T)を変化させた。9月5日の熱帯低気圧(TC)抑制ケースの解析は,ダストでの直接加熱の対流抑制の高まりの証拠を示したが,それはまた水蒸気対流の低予見のダイナミクスが,TC発達スケール(数日)でのダスト効果の決定力を低下させることを明らかにした。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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放射,大気光学 

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