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J-GLOBAL ID:201702234671526529   整理番号:17A1234667

血管内皮成長因子はミクログリアにおけるスカベンジャー受容体Aの発現を阻害することにより虚血性脳障害に対して神経保護作用を示す【Powered by NICT】

Vascular endothelial growth factor is neuroprotective against ischemic brain injury by inhibiting scavenger receptor A expression on microglia
著者 (9件):
資料名:
巻: 142  号:ページ: 700-709  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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血管内皮成長因子(VEGF)は血管新生に関連した分泌マイトジェンである。VEGFは長脊髄ニューロンの生存のための強力な神経栄養因子であると考えられてきた。しかし,虚血性脳障害の調節におけるVEGFの役割は不明のままである。本研究では,ラットは手術直後と10日まで1日1回MCAO(中大脳動脈閉塞)とそれに続くVEGF165(10 mg/kg)の腹腔内注射を行った。標的遺伝子の発現は,虚血性脳障害の調節におけるVEGF165の役割を調べるために,qPCR,ウエスタンブロットおよび免疫蛍光法を用いて測定した。VEGF165はVEGFR1依存的にミクログリアに及ぼすスカベンジャー受容体クラスA(SR A)のMCAO起因アップレギュレーションを有意に阻害することを見出した。VEGF165はミクログリアにおける炎症誘発性サイトカインIL-1β,腫瘍壊死因子α(TNF α)とiNOSのリポ多糖類(LPS)誘導発現を阻害した。より重要なことは,神経炎症阻害におけるVEGF165の役割はSR-A過剰発現により部分的に消失した。SR-Aは,虚血性脳損傷におけるVEGF165の保護効果を減少させた。これらのデータは,VEGF165はSR-A発現を阻害することにより神経炎症と虚血性脳損傷を抑制し,このようにして虚血性脳損傷予防に対する新しい標的を提供していることを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  神経の基礎医学 

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