抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製品の品質向上や生産性の向上,コストダウンといった要求から多種多様な画像検査が求められているが,検査要求に応じて適切な検査手法を選択する必要がある。本論文では,1)製品の有無,方向の検査,2)製品の寸法,形状の検査,3)製品の外観検査に対する画像検査手法を紹介した。1)では検査対象となる製品のモデル画像を登録しておき,検査対象の画像をサーチして個数,及び各パターンのスコアと座標位置を出力するパターンマッチング手法が用いられ,モデル画像には特徴的でユニークな文字やマークを用い,その背景部分まで登録すべきことを論じた。2)ではエッジ検出手法を用い,検出線を複数箇所に設定して検出されたエッジの座標から近似直線や近似円を算出することでの2点間や対角の距離などの寸法検査,コーナーの4点座標からの製品の形状検査を行うが,i)検出したい箇所の濃度レベルの差が十分なこと,ii)ノイズの影響を受けにくいプロジェクションを利用することが必要である。また,3)の手法にはブロブ検査による欠陥検出と,画像差分による欠陥検出があり,欠陥箇所が強調された画像入力,位置決め,マージンを持った検査パラメータの設定を考慮すべきことを論じた。