アイソタクチックポリプロピレンのランダム共重合体の降伏挙動【Powered by NICT】

Auriemma Finizia; De Rosa Claudio; Di Girolamo Rocco; Malafronte Anna; Scoti Miriam; Cipullo Roberta

文献

J-GLOBAL ID：201702234776389837 整理番号：17A1623630

アイソタクチックポリプロピレンのランダム共重合体の降伏挙動【Powered by NICT】

Yield behavior of random copolymers of isotactic polypropylene

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資料名：
巻： 129 ページ： 235-246 発行年： 2017年
JST資料番号： D0472B ISSN： 0032-3861 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

ラメラ結晶の境界でのらせん転位の熱的に活性化した核形成に基づいて,半結晶性高分子の降伏応力の予測のための結晶学的微視力学モデル(CMM)はエチレン,1 ブテン,1 ペンテン,1 ヘキセン,1 オクタデセン(iPPEt,iPPBu,iPPPe,iPPHeとiPPOc)のような異なるコモノマー単位によるプロピレンのイソタクチック共重合体の一軸延伸の影響による降伏挙動を解釈するために採用した。試料は共単量体単位のランダム分布によって特性化した。CMMは,降伏応力の値は,ラメラ結晶の厚さに依存し,二パラメータ,すなわち,鎖軸に平行な結晶面における螺旋転位の核形成と活性化に必要な自由エネルギーの臨界値と転位の滑りの面に相対的せん断弾性率に依存していることを予測したが,ラメラ間非晶質相の役割は無視されている。本研究の目的は,程度にラメラ結晶の厚さは明確に定義された分子鎖微細構造を有するプロピレン系共重合体の降伏応力に影響を及ぼし,αおよび/またはγ型で結晶化したが,異なる結晶化度,ラメラ結晶の厚さ,結晶の安定性と非晶質領域に属する鎖の一部の固有柔軟性を有する結晶(から)の共単量体の包接(排除)の程度との関連で解析した。,しきい値より低い共単量体濃度を有する共重合体の場合には,降伏応力は共単量体の型,二つの多形(αとγ型)の相対量,および介在物の程度に関係なくラメラ厚さの増加と共に増加し,CMM法の予測と良く一致することを示した。しきい値とかさ高い側鎖基,結晶から排除されるより高い共単量体濃度を持つ共重合体では,ラメラ結晶の厚さが低くなると非晶質領域中の鎖の役割は無視できる程度となった。高ブテン濃度を有する共重合体の場合,代わりに,降伏応力は,ラメラ結晶の厚さの増加とともに減少し,結晶中のブテン単位の包接の高度のみならずラメラ結晶の厚さの増加ではなく,結晶の安定性の低下を誘導し,タイ分子として作用するラメラ間非晶質層に位置する鎖の役割は無視できないからである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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高分子固体の構造と形態学

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