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J-GLOBAL ID：201702235018324722   整理番号：17A0522732

アジアから覗く将来世代の水処理デザイン

著者 (1件)： 中島淳 (日越大 大学院)
資料名： 水環境学会誌  (Journal of Japan Society on Water Environment)
巻： 40(A)  号： 4  ページ： 125-129  発行年： 2017年04月10日 
JST資料番号： Z0777A  ISSN： 0916-8958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水処理デザインには,水処理施設完成に加え,継続した運転・維持管理が必要である。更に,水処理のフューチャーデザインに影響する運転・維持管理の未来要件考察が必須である。水処理デザインの制約条件は,水量,水質に加え,社会システムから規定される持続可能な運転・維持管理システムがある。将来予想される多様化する制約として,1)水源の多様化,2)処理水の使用用途と,対応処理水質の多様化,3)適応地域の拡大と,その受入社会の制約,運転・維持管理条件の多様化がある。これらの水処理システムの多様性について,アジアの2事例から検討した。1つはインドネシア最西端の人口3万人のウェー島の多様な水供給システムであり,他の1つはバングラディシュ西部のクルナ市の溜池使用実態である。これらは,集中型システムに分散型システムを組合せた,ベストミックスシステムといえる。これらは水処理のフューチャーシステムの鍵となりうる。

シソーラス用語： アジア ,  未来 ,  *水処理 ,  設計 ,  メンブレンバイオリアクタ ,  水処理施設 ,  経時変化 ,  *多様化 ,  インドネシア共和国 ,  水利用 ,  バングラデシュ人民共和国 ,  溜池 ,  体積 ,  水質 ,  再生 ,  再利用 ,  型 ,  給水 ,  モデル ,  *維持管理
準シソーラス用語： ハイブリッド型 ,  持続可能設計 ,  集中型モデル ,  水再生 ,  水量

分類 (3件)： 水源,取水,送水,配水,給水  (SC02020I) ,  水利用,その他  (RC11030Q) ,  その他の廃水処理・処分  (SC03070S)

引用文献 (6件)：

• Latu, F., Nakajima, J., Kaneko, M., 2005. Evaluation of coliphage removal by MBR process using media containing X-GAL. IWA specialty conference Wastewater reclamation and reuse for sustainability, Jeju, Korea, 5-18.
• Putra, M.I., 2013. Water usage and greywater reuse towards sustainable water management in Sabang Island. Master Thesis, Ritsumeikan University.
• Rahman, M.M., Hasan, M.M., Nakajima, J., 2015. Categories and water quality of artificial water storage ponds in rural area of Khulna, Bangladesh. J. Water and Environ. Tech. 13 (6), 411-426.
• 浅野孝, Leverenz, H.L著, 大垣眞一郎監訳, 2010. 水再生利用学-持続可能社会を支える水マネジメント. 技報堂出版, 東京.
• 清水聡行,西田太一,村上創一,山田淳,2013. 水道事業経営と費用負担からみた開発途上国へのハイブリッド給水システム導入の可能性. 土木学会論文集G(環境)69(7), III65-III72.

タイトルに関連する用語 (4件)： アジア ,  世代 ,  水処理 ,  デザイン