文献

J-GLOBAL ID：201702235022656311   整理番号：17A0703239

ノニルフェノールはミトコンドリア機能障害と酸化ストレスを介してラットにおける膵臓損傷を誘導する【Powered by NICT】

Nonylphenol induces pancreatic damage in rats through mitochondrial dysfunction and oxidative stress

著者 (14件)： Li Xueji (School of Public Health, Medical College of Soochow University, 199 Ren’ai Road, Suzhou 215123, Jiangsu, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Zhou Liting ,  Ni Yiping ,  Wang Aiqing ,  Hu Mingjiang ,  Lin Yao ,  Hong Chengjiao ,  Wan Jianmei ,  Chen Bin ,  Fang Lijun ,  Tong Jian ,  Tong Xing ,  Tao Shasha ,  Tian Hailin
資料名： Toxicology Research  (Toxicology Research)
巻： 6  号： 3  ページ： 353-360  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2471A  ISSN： 2045-4538  CODEN： TROEE8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機アルキルフェノール4 ノニルフェノール(NP)は内分泌撹乱化学物質(EDC),広く拡散し,安定した環境汚染物質の一つであると考えられている。その疎水性と長い半減期のために,NPは生きている生物,ヒト,一連の毒性効果を示すが含むに蓄積できる。NPは雄の生殖に影響することが広く報告されている。添加では,NPは,様々な器官,すい臓を含むに有害であることを示唆する証拠が増加している。本研究では,すい臓に及ぼすNP曝露の悪影響を調べた。Sprague-Dawleyラットを連続90日間異なる用量NPで処理した。データはNPで処理したラットの体重は減少し,NP処理(180mg/kg~( 1))最高用量はラットの水消費を劇的に増加させたことを示唆した。一方,HE染色及び免疫組織化学により,ラットは,NPの示した用量で処理した時,すい臓におけるランゲルハンス氏島は,縮小したことを示した。TUNEL染色は,NP曝露は,用量に依存して膵臓におけるアポトーシスのレベルをアップレギュレートすることを示した。これに加えて,NP曝露はインシュリンと破壊されたグルコース耐性の分泌を阻害した。島における反応性酸素種(ROS)と細胞内カルシウム([Ca~2+]i)のレベルは,NPで処理したラットの群でアップレギュレートされたが,ミトコンドリア膜電位(MMP)のレベルはダウンレギュレートされた。これらの結果は,ラットにおけるNP誘導膵臓損傷はミトコンドリア機能障害と酸化ストレス,耐糖能の破壊を引き起こし,インシュリン分泌の減少を生じることを示唆した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： インスリン ,  内分泌撹乱物質 ,  Langerhans島 ,  ヒト ,  耐糖性 ,  TUNEL法 ,  毒性 ,  アポトーシス ,  *酸化ストレス ,  免疫組織化学
準シソーラス用語： ミトコンドリア膜電位 ,  細胞内カルシウム ,  Sprague-Dawleyラット ,  *ミトコンドリア機能障害 ,  *ノニルフェノール , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (7件)： ノニルフェノール ,  ミトコンドリア機能障害 ,  酸化ストレス ,  ラット ,  膵臓 ,  損傷 ,  誘導