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J-GLOBAL ID:201702235047348321   整理番号:17A1619451

多次元電子分光による分子軌道イメージング

Molecular Orbital Imaging by Multi-Dimensional Electron Spectroscopy
著者 (1件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: A0093(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0074A  ISSN: 1881-8404  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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散乱実験と結びつけられた電子分光は,分子あるいは連続状態における1電子波動関数の空間的特性を研究するための強力な手段を提供する。ここで著者らは原子,光及び電子衝突を利用するそのような多次元電子分光における最近の発展を概説する。とりわけ次の三つの技術に重点を置く。初めに,古典的トラジェクトリーシミュレーションの助けを借りて,二次元ペニングイオン化電子分光により,二原子分子の分子面の外側に広がる外殻価電子の電子分布を決定したことを示す。二番目に,コアレベルの光電子角分布研究の配向非直線三原子分子への拡張により,コア軌道から放出された光電子波の方向情報を可視化することができる単分子光電子散乱及び回折現象を研究した。三番目に,(e,2e)電子運動量分光における最近の装置発展が運動量空間におけるH2の分子軌道の位相,空間拡がり,および化学結合の性質を研究することを可能にした。上記のトピックスに加えて,著者らはポンプ-プローブ配置でフェムト秒レーザーとピコ秒電子線パルスを用いる時間分解電子運動量分光の開発に向けた著者らの最近の努力を概説する。限定された実験分解能だけでなく低いデータ統計にもかかわらず,短寿命種の(e,2e)電子運動量分光測定が可能であることが実証され,これは運動量空間における時間分解軌道イメージングへの扉を開く。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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反応性散乱  ,  磁気共鳴,電子分光,その他の原子スペクトル 
引用文献 (93件):
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