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J-GLOBAL ID:201702235110304846   整理番号:17A1054977

クマリン-ローダミン系に基づく二光子蛍光Hg2+プローブの理論的研究

Theoretical Studies on Two-Photon Fluorescent Hg2+ Probes Based on the Coumarin-Rhodamine System
著者 (2件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7015A  ISSN: 1424-8220  CODEN: SENSC9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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よく知られた水銀の健康に対する悪影響が原因となって,Hg2+に対する蛍光センサーの開発が関心を集めている。本研究では,クマリン-ローダミン系に基づく二つの新合成Hg2+化学センサーPro1とPro2の光学特性を,時間依存密度汎関数理論を使って系統的に調べた。Pro1とPro2が効果的な比例式蛍光Hg2+プローブであり,それぞれがForster共振エネルギー伝達と結合エネルギー伝達のメカニズムで,Hg2+を認識することを示した。二つのプローブのメカニズムをさらに理解するため,ドナーとアクセプター間のエネルギー伝達速度を予測する方法を開発した。この方法を使って,Pro1がPro2よりも6倍高いエネルギー伝達速度を持つと推論した。こうして,プローブの感知性能にドナーとアクセプターのスペーサー基が与える影響が実証された。具体的には,二つのプローブの二光子吸収特性を計算し,両プローブが,近赤外光領域で大幅な二光子吸収応答を示すことを発見した。しかしながら,Pro1の最大二光子吸収断面積だけがHg2+の存在で大きく強化され,Pro1がHg2+に対する二光子励起蛍光プローブとして機能する見込みがあることを示した。この理論検討は,プローブ構造と光学特性の間の関係を構築し,効果的な二光子蛍光センサーの設計に対して,インビボHg2+の生物学的画像化に使える情報を与える助けとなろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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測光と光検出器一般  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  分析機器 
物質索引 (1件):
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