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J-GLOBAL ID:201702235117983627   整理番号:17A0271141

酸化チタンナノ粒子がUASBバイオマスの活性と脱水スラッジへ与える影響

Effect of TiO2 nanoparticles on UASB biomass activity and dewatered sludge
著者 (3件):
資料名:
巻: 38  号: 1-4  ページ: 413-423  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: C0125B  ISSN: 0959-3330  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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人造ナノ粒子(NP)はその優れた性質により,幅広い分野で利用されている。その生産量は未知であり,環境中への排出量は急激に増加すると予想される。NPは微生物個体群に対して悪影響を与えると報告されている。そこで本研究では上向流嫌気性汚泥濾床法(UASB)を対象として,酸化チタンNPがUASBのバイオマス活性と,酸化チタンNPを含む脱水スラッジへ与える影響について検討した。実験ではUASBスラッジ中の酸化チタンNPの除去とその分析,酸化チタンNPの毒性分析(微生物の成長阻害,菌体外高分子物質への影響,揮発性脂肪酸への影響,バイオガス生産への影響を調べた。さらに脱水スラッジを使用して微生物活性の測定とFTIR分光法による分析を行い,以下の結論を得た。実施した研究の範囲内において,UASBバイオマスは酸化チタンNPを効率的に除去し,固有のミクロフローラへ大きな毒性を引き起こさなかった。本来のpHと溶存有機化合物の影響下で,スラッジ中の酸化チタンNPの凝集はNPの毒性の消滅を引き起こした。嫌気性条件と光が存在しない条件はUASBスラッジの毒性を低下させた。菌体外高分子物質,揮発性脂肪酸,バイオガスに対しするNPの本質的な影響は認められなかった。酸化チタンの光触媒活性は反応性酸素種を発生し,これは微生物の細胞へ損傷を与える。NPの有効な利用と潜在的な毒性の間のバランスをとるため,更なる研究が必要である。
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分類 (2件):
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下水,廃水の生物学的処理  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
タイトルに関連する用語 (5件):
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