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J-GLOBAL ID：201702235184130083   整理番号：17A1609632

手頃な価格の原子炉をどのように建設するのか?

How can we build affordable reactors?

著者 (1件)： ROULSTONE Tony (Univ. Cambridge)
資料名： Nuclear Engineering International  (Nuclear Engineering International)
巻： 62  号： 759  ページ： 38-41  発行年： 2017年10月 
JST資料番号： D0207A  ISSN： 0029-5507  CODEN： NUENA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 英国政府が新しい原子力発電所の建設を約束して以来,現在ではほぼ10年である。当初は,これまでの先進ガス冷却炉(AGR)を置き換え,2050年のクリーンエネルギー経路の一環として,原子力をほぼ16GWeに拡大する計画であった。2017年,現実は全く違って見える。原子力の発電コストは上昇し,最初のプロジェクトであるHinkley Point Cの資金調達は非常に困難になっている。過去40年の間,原子炉は1970年代の500MWから現在では1500MW以上の規模と出力で成長し,この傾向は,「規模の経済」という考え方によってもたらされてきた。裏を返すと,現在の大型原子炉が大きすぎて資金調達できず,建設が長期にわたり,高い電気料金に繋がっている。建設コスト削減のために,次の方法が,考えられる;(1)プログラムドラムビートに順番に構築された原子炉の標準設計(2)原子炉の設計を簡素化する全く新しい技術(3)小規模モジュラー原子炉は工場内で数多くの工事が可能。特に,SMR(Small Modular Reactors)の重要なアイデアは,モジュラー設計を使用して複雑な建設作業の多くを現場から工場の状態に移すことことにより,工場では生産性がはるかに高くなる。建設性と品質の両方を向上させるために工具や治具を導入することができる。また,SMRが同量の電力を生産するために必要なより多くの量を単一のサプライチェーンに集中させることができ,「複数の経済」により徐々にコストを削減することができる。

シソーラス用語： AGR型原子炉 ,  *エネルギー政策 ,  *国家政策 ,  *原価低減 ,  *原価 ,  *モジュラ設計 ,  資本費用 ,  *資本調達 ,  電気料金 ,  効果
準シソーラス用語： *原子力政策 ,  *発電コスト ,  資金調達 ,  規模の経済

分類 (1件)： 生産に関する一般問題  (MA01080D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 価格 ,  原子 ,  建設