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J-GLOBAL ID:201702235244416133   整理番号:17A0837047

鉄鉱物に吸着されたカドミウムの無酸素条件での再移動に及ぼす生物還元の影響

Impact of Bioreduction on Remobilization of Adsorbed Cadmium on Iron Minerals in Anoxic Condition
著者 (8件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 519-526  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: E0100A  ISSN: 1061-4303  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Fe(III)を含む鉱物は重金属等を吸着する能力があるが,還元条件では溶解して被吸着物質を溶出させ得る。本研究では微生物学的還元作用の影響を調べるために,Shewanella putrefaciensを用いて,鉄鉱物及び粘土鉱物に吸着させたカドミウムの再移動を調べた。鉱物は赤鉄鉱,針鉄鉱及びFe(III)に富むノントロナイト(NAU-1とNAU-2)を用い,実験は無酸素条件下で行った。まずカドミウムの吸着を調べた結果,使用した全ての鉱物への吸着平衡がLangmuir等温式で表せることが分かった。赤鉄鉱,針鉄鉱,NAU-1及びNAU-2に対する吸着容量が,それぞれ6.2,18.1,3.6及び4mg/gであった。カドミウムを吸着した鉱物の懸濁液にS.putrefaciensを加えて培養したところ,溶液中のFe(II)濃度の上昇に合わせてカドミウムの濃度が上昇した。よって,鉱物中の構造性Fe(III)の生物還元によるFe(II)の溶解に伴ってカドミウムが遊離したことが分かった。還元速度は初期5日間は小さかったが以後20日目まで急速に大きくなり,その後飽和段階となった。30日後には溶液中のカドミウム濃度が,赤鉄鉱,NAU-1及びNAU-2では0.07mmol/Lに,針鉄鉱では0.02mmol/Lになっていた。X線回折法で調べた鉱物相は還元後もほとんど変化を認めなかった。
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分類 (2件):
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カドミウムとその化合物  ,  界面化学一般 
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