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J-GLOBAL ID：201702235279156037   整理番号：17A0306073

定電位法を用いたAl電析における微量金属添加効果

Effects of Trace Metal Ion on Potentiostatic Electrodeposition of Aluminum

著者 (5件)： 渡辺宣朗 (関東学院大 理工) ,  下地一平 (関東学院大 理工) ,  伊藤雄弥 (関東学院大 理工) ,  荒川富行 (関東学院大 工総研) ,  小岩一郎 (関東学院大 理工)
資料名： 材料の科学と工学  (Materials Science and Technology of Japan)
巻： 54  号： 1  ページ： 22-26  発行年： 2017年02月20日 
JST資料番号： G0788A  ISSN： 1347-4774  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジメチルスルホンとAlCl₃から成る電析浴に,微量のCoCl₂,FeCl₃,ZnCl₂,BiCl₂,MoCl₅を添加した浴を用い,Al電析膜を作製し,膜中の微量金属が表面形状に与える影響について,電子顕微鏡観察,エネルギー分散X線分析により調べた。その結果,表面形状は,添加金属塩化物の種類,電析電位により変化し,MoCl₅を添加し,電析電位-5.5Vとすることで,鏡面光沢のある試料が得られることがわかった。また鏡面光沢試料は(200)面に優先配向していることがわかった。Mo微量添加試料の鏡面光沢は,(100)配向によるレベリングの発現サイズの平滑化と核生成の抑制効果と考えられた。

シソーラス用語： *電着 ,  *添加物効果 ,  *アルミニウム ,  *塩化モリブデン ,  形態 ,  *表面性状 ,  電子顕微鏡観察 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  電圧依存性 ,  配向秩序 ,  核形成 ,  *鏡面反射 ,  表面形状
準シソーラス用語： *鏡面光沢度

分類 (2件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  固-気界面一般  (CB12041H)

物質索引 (2件)： ジメチルスルホン ,  塩化アルクロニウム

引用文献 (14件)：

• M. Schlötter, U. S. Patent 1,972,693 (1934).
• L. Weisberg and W. B. Stoddard, Jr., U.S. Patent 2,026,718 (1936).
• L. W. Austin, M. G. Vucich, E. J. Smith, Electrochem. Technol., 1, 267 (1963).
• F. Endres, M. Bukowski, R. Hempelmann, and H. Natter, Angew. Chem., Int. Ed., 42, 3428 (2003).
• A. Endo, M. Miyake, and T. Hirato, Electrochim. Acta, 137, 470 (2014).

タイトルに関連する用語 (5件)： 電位 ,  Al ,  電析 ,  微量金属 ,  添加効果