抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,カンボジア・アンコール遺跡群の来訪者・評価特性について報告した。先ず,本研究では,アンコール遺跡群を擁するシュムリアップ州内で実施したアンケート調査を用いて,単純集計,クロス集計,数量化3類などを行い,アンコール遺跡群来訪者の行動特性ならびに観光資源の魅力度評価の実態把握を目的とすること等を報告した。次に,既存研究の整理と本研究の位置づけ,調査概要と分析結果,個人の趣向を考慮した行動・評価特性分析について報告した。最後に,旅行者全員がアンコールワットのイメージを強く認識している一方,居住地によって旅行行動や訪問満足度,再来訪意向への影響要因が異なること,来訪のためのコスト,文化的な背景を原因として,カンボジア人と欧米,アジアで再来訪意向の評価構造に差異が認められたこと,今後のシュムリアップの観光振興に向けて,旅行者の居住地別にその特徴で見ることが重要と考えられること等を報告した。