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J-GLOBAL ID：201702235444282257   整理番号：17A1193211

宿主防御蛋白質ヒトカルプロテクチンによるニッケル封じ込め

Nickel Sequestration by the Host-Defense Protein Human Calprotectin

著者 (4件)： NAKASHIGE Toshiki G. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  ZYGIEL Emily M. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  DRENNAN Catherine L. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  NOLAN Elizabeth M. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 26  ページ： 8828-8836  発行年： 2017年07月05日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニッケルイオンを対象とする栄養免疫に有効と考えられるS-100蛋白質ヒトカルプロテクチン(CP)とNiおよびCaイオンとの相互作用の構造,生化学および機能を評価した。Ni(II)-およびCa(II)結合CPの2.6Å結晶構造を報告し,CPがその遷移金属結合部位His₃AspとHis₆との両モチーフでNi(II)イオンと結合することを明らかにした。生化学評価によってHis₆部位におけるNi(II)との結合がZn(II)との結合より熱力学的に有利であることも示した。CPはStaphylococcus aureusおよびKlebsiella pneumoniaeから増殖に必要なNi(II)を隔離して栄養免疫の効果を示した。

シソーラス用語： *S-100タンパク質 ,  ニッケル化合物 ,  *金属イオン ,  黄色ぶどう球菌 ,  肺炎桿菌 ,  *免疫 ,  カルシウム化合物
準シソーラス用語： カルプロテクチン ,  ニッケルイオン ,  Staphylococcus aureus ,  Klebsiella pneumoniae ,  栄養免疫 ,  カルシウムイオン

分類 (2件)： コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 宿主 ,  防御 ,  蛋白質 ,  ヒト ,  カルプロテクチン ,  ニッケル ,  封じ込め