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J-GLOBAL ID:201702235540584285   整理番号:17A0561856

35年前に至る臨床FFPE検体のアーカイブマイクロRNAのレトロスペクティブシークエンシングの,実験室に基づくcDNAライブラリー調製プロトコールの評価と適応

Evaluation and Adaptation of a Laboratory-Based cDNA Library Preparation Protocol for Retrospective Sequencing of Archived MicroRNAs from up to 35-Year-Old Clinical FFPE Specimens
著者 (19件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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患者臨床データ履歴と併せて利用されるホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体は腫瘍分子研究の貴重資源を表す。アーカイブFFPE組織の核酸抽出物が分解していても,分子分析は可能になってきた。ここでは,アーカイブFFPE組織から回収した小RNA分析のための実験室に基づく次世代シークエンシングバーコード化cDNAライブラリー調製プロトコルを最適化した。対応新鮮及びFFPE検体を用いて,最適化法のロバスト性と再現性,さらに35年間に至り保存したアーカイブ臨床検体への適用性を評価した。次いで,その後の乳房腫瘍発生リスクと関連して選択した6施設から得たアーカイブ乳管腫瘍in situ(DCIS)検体のmiRNA発現分析により,このcDNAライブラリー調製プロトコルを評価した。その結果,同時間間隔で浸潤性乳房腫瘍を発生した女性(患者)と発生しなかった女性(対照)のDCIS病変間で発現が異なった6種のmiRNA(miR-29a,miR-221,miR-375,miR-184,miR-363,miR-455-5p)を同定した。この実験室に基づくmiRNAシークエンシング分析の詳細評価と適応は古い,アーカイブ,臨床分類検体の小RNAcDNAライブラリー調製を確実に実施できることを示した。(翻訳著者抄録)
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