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J-GLOBAL ID：201702235542496439   整理番号：17A1540656

産業集積における同業組合の役割-明治・大正期における羽二重産地の比較研究-

著者 (1件)： 小木田敏彦 (拓殖大)
資料名： 経済地理学年報  (Annals of the Japan Association of the Economic Geographers)
巻： 63  号： 2  ページ： 136-147  発行年： 2017年06月30日 
JST資料番号： F2053A  ISSN： 0004-5683  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 明治・大正期の在来産業である絹の生産について福井県羽二重にける同業組合の役割について検討した。「社」と呼ばれる自主流通組織が適正価格の維持に努めたことにより,同業組合による等級検査が円滑に機能した。粗製濫造への対応は産地より異なり,石川県では,同業組合は市郡別に解体され県当局が検査事業を行い,市場介入の際にインセンティブを歪めない配慮を必要とした等の比較研究を行った。そして,産地側からの論理や力が不可欠であると結論づけた。

シソーラス用語： 時期 ,  検査 ,  市場 ,  集積 ,  等級づけ ,  *協同組合 ,  *絹織物 ,  繊維工業 ,  福井県 ,  *産業構造 ,  クラスタ
準シソーラス用語： 羽二重 ,  産業集積 ,  大正期 ,  等級 ,  明治期

分類 (1件)： 産業経済  (KA02000Y)

引用文献 (29件)：

• 井上徳之助(1913):『輸出羽二重』同文館.
• 岡崎哲二・谷山英祐・中林真幸(2006):日本における共同体関係の役割:歴史的展望,(所収 澤田康幸・園部哲史編著『市場と経済発展』東洋経済新報社:43-62).
• 小野一一郎(1997):日本貿易政策の源流-金子堅太郎の政策構想-,(所収 日本貿易史研究会編『日本貿易の史的展開』三嶺書房:3-20).
• 金子堅太郎(1902):『経済政策』大倉書店.
• 川俣絹織物同業組合(1910):『北陸地方視察報告書』川俣絹織物同業組合.

タイトルに関連する用語 (7件)： 産業集積 ,  組合 ,  役割 ,  明治 ,  大正期 ,  産地 ,  研究