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J-GLOBAL ID:201702235604851445   整理番号:17A1959024

胃癌進行を促進するT_reg/Th17バランスの破壊を介した末梢血単核細胞に影響を与える胃癌組織由来間葉系幹細胞【Powered by NICT】

Gastric cancer tissue-derived mesenchymal stem cells impact peripheral blood mononuclear cells via disruption of Treg/Th17 balance to promote gastric cancer progression
著者 (11件):
資料名:
巻: 361  号:ページ: 19-29  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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胃癌組織由来間葉系幹細胞(GC MSCs)は,腫瘍微小環境(TME)の重要な常在性間質細胞であり,胃癌進行に重要な役割を果たすことが示されている。GC MSCは,抗腫瘍免疫に影響することにより腫瘍促進機能を発揮するかどうかはまだ不明である。本研究では,GC MSC条件培地(GC MSC CM)を用いて健常ドナー由来の末梢血単核細胞(PBMC)を前処理した。GC MSC CM前処理はin vivoで胃癌成長に及ぼすPBMCの阻害効果を逆転させたが,in vitroで胃癌細胞増殖,細胞周期およびアポトーシスに対するPBMCの機能に影響しないことを見出した。GC MSC CMで前処理したPBMCsをin vitroで胃癌遊走および上皮間葉移行とin vivoで肝転移を有意に促進した。フローサイトメトリー分析はGC MSC CM前処理はT_reg細胞の割合を増加させ,末梢血単核球におけるTh17細胞のそれを減少させることを示した。CFSE標識とナイーブCD4~+T細胞分化分析はGC MSC CMはTh17細胞増殖を抑制し,T_reg細胞の分化を誘導することにより末梢血単核球におけるT_reg/Th17バランスを破壊することを明らかにした。全体として,著者らの全体的な結果は,GC MSCはT_reg/Th17バランスの破壊を介してPBMCの抗腫瘍免疫応答を損ない,従って胃癌組織由来MSCは免疫抑制TMEに寄与するという新しい証拠を提供することを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 

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