抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ニューヨークには十字型やY字型の住棟で構成された高層住宅団地が非常に多い。それらは一般にル・コルビュジエの「輝く都市」等の計画手法を適用したものだと言われている。それに疑問を感じ,コルビュジエとの関係を調べた。本考察は現地確認と文献調査を基にし,文献調査からはコルビュジエが初めて米国を訪問した際に,ニューヨーク市の要人たちと会い,「輝く都市」とその住宅プログラムへの理解を求めて自身のアイデアを実現させようとしたが,それは不成功に終わった。むしろ,これらの団地建設には,「米国のコルビュジエ」とも言われた建築家ウイリアム・レスケーズが大きく関与したことが判明した。しかし,これらの住宅団地はコルビュジエの言う都市計画としての機能や密度の配置を実現したものでは無かった。また十字型の住棟は,それをコルビュジエが「塔状都市」で公表する前に,米国の先人達により用いられてもいた。ニューヨークの十字型住棟団地と“Tours dans un parc(Towers in a park)”の配置手法は,経済的に床面積を確保するとともに,一定水準の居住環境を確保するためのアメリカ的解決方法として定着したものと考えられる。(著者抄録)