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J-GLOBAL ID：201702235747037609   整理番号：17A0981773

医薬品及び化粧品(PPCPs)人口マーカーの下水管内での分解が人口モデルに及ぼす影響

Impact of in-Sewer Degradation of Pharmaceutical and Personal Care Products (PPCPs) Population Markers on a Population Model

著者 (10件)： O’BRIEN Jake William (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  BANKS Andrew Phillip William (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  NOVIC Andrew Joseph (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  MUELLER Jochen F. (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  JIANG Guangming (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  ORT Christoph (Swiss Federal Inst. of Aquatic Sci. and Technol., Duebendorf, CHE) ,  EAGLESHAM Geoff (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  YUAN Zhiguo (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  THAI Phong K. (Univ. Queensland, Queensland, AUS) ,  THAI Phong K. (Queensland Univ. Technol., Queensland, AUS)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 51  号： 7  ページ： 3816-3823  発行年： 2017年04月04日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 下水分析データを利用する疫学的アプローチは集団レベルの薬物使用量のモニタリングに有効である。しかしそのデータを他の地域や国のものと比較するためには人口で標準化する必要がある。著者らは下水中の14の医薬品及び化粧製品(PPCPs)の濃度データを元に人口を推定するベイズ推定モデルを構築した。しかしその後いくつかのPPCPsは下水管中で分解することが分かった。本研究では14のPPCP人口マーカーの下水管内での分解について検討した。圧送式下水管及び自然流下式下水管を模した反応器を用い分解試験を行った。その結果5つのPPCPs(アセスルファム,アテノロール,カルバマゼピン,ガバペンチン,イブプロフェン)は安定であるが他のPPCPsは分解することが分かった。安定な5つのPPCPsをマーカーとして人口を推定した時の変動係数は14のマーカーすべてを用いた時と同等であった。しかし不安定なマーカーのみを用いた場合変動係数は有意に大きくなった。以上の結果から「容易に計測でき,濃度が人口サイズと相関している」に加え,「下水中でほとんど分解せずに,下水管内での分解率が<10%の物質」をマーカー選択基準として加えるのが望ましいと結論した。

シソーラス用語： 統計的推定 ,  予測 ,  化学物質 ,  標識 ,  *下水管 ,  *分解 ,  評価 ,  *不確実性 ,  モデル ,  疫学
準シソーラス用語： *人口推定 ,  *PPCPs ,  *マーカ ,  影響評価 ,  推定モデル ,  *下水管内分解

分類 (4件)： 予防医学一般  (GB01010B) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  疫学  (GB03000E) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 医薬品 ,  化粧品 ,  PPCPs ,  人口 ,  マーカー ,  下水管 ,  分解 ,  モデル