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J-GLOBAL ID:201702235748076664   整理番号:17A0430080

エンドウ(Pisum sativum L.)における種子の無機栄養素濃度と含量に関するゲノムワイドSNP同定,連鎖地図作製とQTLマッピング

Genome-wide SNP identification, linkage map construction and QTL mapping for seed mineral concentrations and contents in pea (Pisum sativum L.)
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巻: 17  号: Feb  ページ: 17:43 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:マーカー利用育種は,より効率の良い品種育成を進めるために,主要作物では日常的に使用されている。これは,目標となる形質に関連する遺伝子座やマーカーを同定するための次世代シークエンシング技術の利用によって著しく容易になってきた。世界で最も古い栽培作物のひとつであるエンドウ(Pisum sativum L.)は,蛋白質,無機栄養素,炭水化物,いくつかのビタミンなどの栄養成分が豊富である一方で,ゲノムと遺伝資源の利用性では他の多く作物よりも遅れている。エンドウ種子の無機栄養成分レベルをさらに向上させるには,ゲノムワイドツールの開発が必要である。本研究の目的は,これらのツールの開発について,ジェノタイピングバイシークエンシング(GBS)によるゲノムワイド一塩基多型(SNP)の同定,高密度連鎖地図と他のマメ科植物との比較地図の作製,種子におけるホウ素,カルシウム,鉄,カリウム,マグネシウム,マンガン,モリブデン,リン,硫黄と亜鉛のレベルならびに種子重量の量的形質遺伝子座(QTL)の同定によって行うことであった。結果:本研究では,1609個の優良SNPが,F6由来の組換え自殖系(RIL)集団の2親である「キフリカ」と「アラゴーン」間の多型であることがわかった。これまでの報告による75個のマーカーと本研究で開発された1608個のSNPを含む1683個のマーカーのマッピングによって,1310.1cMの連鎖地図が作製された。他のマメ科植物との比較マッピングによって,エンドウとMedicago truncatula(タルウマゴヤシ)のゲノム間で最高レベルのシンテニーが観察されることが示された。2試験地にわたるRIL集団のQTL解析では,無機栄養形質の各々について少なくとも1つのQTLが明らかになった。合計で,46の種子無機栄養素濃度QTL,37の種子無機栄養素含量QTLと6の種子重量QTLが見出された。これらのQTLは,表現型変異の2.4%~43.3%を説明した。結論:本研究で開発されたゲノムワイドSNPと遺伝的連鎖地図は,エンドウの無機栄養素のQTL同定を可能にし,今後,エンドウ育種プログラムにおける栄養品質形質のためのマーカー利用選抜(MAS)を可能にする重要な資源として有用となろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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豆類  ,  遺伝子の構造と化学 

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