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J-GLOBAL ID：201702235873577716   整理番号：17A0705983

米国屋外暴露試験場の実態調査および沖縄県宮古島と南フロリダにおける暴露試験比較

著者 (5件)： 近藤照夫 ,  鈴木誠 (LIXIL) ,  近藤旭 (アルミニウム合金材料工場塗装工業会) ,  後藤善光 (マルシン) ,  佐藤信幸 (軽金属製品協)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 23  号： 54  ページ： 391-396  発行年： 2017年06月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋外暴露試験の世界標準的な試験場所として知られる米国南フロリダと,乾燥した自然環境を活かした促進暴露試験をしているアリゾナの屋外暴露試験場を実態調査した。また,南フロリダとほぼ同じ緯度にある沖縄県宮古島において,同一の粉体塗料材料の屋外莫リサイクル試験を実施した。これらの結果から,屋外暴露試験における環境条件の影響や試験場所の妥当性を検討した。その結果,南フロリダ暴露試験場は,海塩粒子の影響をほとんど受けない穏やかな環境であり,世界的に見ると標準的な屋外暴露試験場の要件を満たしていた。アリゾナ暴露試験場は,太陽光による紫外線劣化に特化した自然環境であり,太陽光を集光した促進劣化試験による耐候性評価には有効であった。南フロリダと沖縄県宮古島において3年間の屋外暴露試験を行った結果,宮古島の方が硬化皮膜の劣化が顕著であった。これは,宮古島の方が南フロリダに比べ,最低湿度が高く,降水量が多いためであると推定できる。

シソーラス用語： 屋外試験 ,  *曝露試験 ,  *沖縄県 ,  島 ,  アリゾナ州 ,  *フロリダ州 ,  アルミニウム合金 ,  *粉体塗装 ,  *耐候性 ,  実態調査 ,  比較 ,  加速試験 ,  劣化
準シソーラス用語： 宮古島

分類 (2件)： 塗料の性質  (YJ03020Q) ,  有機質材料  (RA06030O)

引用文献 (11件)：

• 1) 日本建築仕上学会編:建築用アルミニウム合金材料 加熱硬化形溶剤系塗装仕様標準仕様書・同解説, 2013
• 2) (一社)軽金属製品協会編:軽金属製品協会規格 アルミニウム合金製建築材 粉体塗装性能評価方法, 2014
• 3) 近藤旭,近藤照夫,鈴木誠:米国屋外暴露試験場に対する現地調査, 2015年日本建築学会大会学術講演梗概集A-1, pp.897-898, 2015
• 4) 近藤照夫,鈴木誠,近藤旭,後藤善光:米国南フロリダ屋外暴露試験場の概要と沖縄県宮古島での試験結果との比較, 日本建築仕上学会2015年大会学術講演会研究発表論文集, pp.243-246, 2015
• 5) 近藤照夫,矢島勝司,佐藤信行:アルミニウム合金製建築材料に対する粉体塗装の性能評価 その7 屋外暴露試験の結果と実験的評価のまとめ,日本建築仕上学会2012年大会学術講演会研究発表論文集,pp.243-246, 2012

タイトルに関連する用語 (7件)： 米国 ,  屋外暴露試験 ,  実態調査 ,  沖縄 ,  宮古島 ,  フロリダ ,  暴露試験