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J-GLOBAL ID：201702235896996391   整理番号：17A0614356

6000系アルミニウム合金のクラスタ形態と時効硬化性

著者 (2件)： 有賀康博 (神戸製鋼所 材料研) ,  里達雄 (神戸製鋼所)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 67  号： 5  ページ： 144-150  発行年： 2017年05月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車パネル材には優れたプレス加工性と焼付塗装熱処理時の時効硬化性(ベークハード(BH)性)が要求され,6000系アルミニウム合金(Al-Mg-Si系合金)が広く使用されている。BH性向上のためには,溶質元素や原子空孔を含むナノ原子集合体であるクラスタの制御が極めて有効である。自然時効など,焼付塗装熱処理の前段階も含めた自動車パネル材において,クラスタ形成およびその状態変化の解明が友情である。本報では,6000系アルミニウム合金のクラスタ形態の評価方法および熱処理条件がクラスタ形態や時効硬化性に及ぼす影響について概説した。1)クラスタの評価・解析方法:3次元アトムプローブ(3DAP)解析,2)予備時効とそれに続く自然時効がクラスタ形態や人工時効硬化性に及ぼす影響。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  パネル ,  塗装 ,  *焼付硬化性 ,  *時効硬化 ,  時効 ,  *金属組織 ,  クラスタ ,  クラスタ形成 ,  原子プローブFIM ,  結晶構造 ,  数密度 ,  相組成 ,  経時変化
準シソーラス用語： 自動車部品 ,  焼付塗装 ,  BH ,  人工時効硬化 ,  自然時効 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  三次元アトムプローブ ,  原子配置 ,  サイズ分布 ,  組成依存性

分類 (1件)： 組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (37件)：

• 1) G. A. Edwards, K. Stiller, G. L. Dunlop and M. J. Couper: Acta Mater., 46 (1998), 3893-3904.
• 2) C. S. Tsao, U. S. Jeng, C. Y. Chen and T. Y. Kuo: Scr. Mater., 53 (2005), 1241-1245.
• 3) C. S. Tsao, C. Y. Chen, U. S. Jeng and T. Y. Kuo: Acta Mater., 54 (2006), 4621-4631.
• 4) 山田健太郎,里 達雄,神尾彰彦:軽金属,51 (2001), 215-221.
• 5) B. Raeisinia, W. J. Poole and D. J. Lloyd: Mater. Sci. Eng. A, 420 (2006), 245-249.

タイトルに関連する用語 (4件)： アルミニウム合金 ,  クラスタ ,  形態 ,  時効硬化