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J-GLOBAL ID:201702235950399558   整理番号:17A0896150

オレキシン-2受容体の選択的抑制はマウスのストレス誘導ACTH分泌を防ぐ

Selective Inhibition of Orexin-2 Receptors Prevents Stress-Induced ACTH Release in Mice
著者 (8件):
資料名:
巻: 2017  号: May  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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脳に広く分布するオレキシン-1受容体(OX1R)とオレキシン-2受容体(OX2R)を活性化することにより,オレキシンペプチドはストレス応答などの覚醒プロセスに重要な働きがある。ストレスやオレキシン投与は過覚醒,副腎皮質刺激ホルモン(ACTH),コルチコステロン分泌を刺激し,OX1Rのブロックは幾つかのストレス誘起行動と心血管応答を低下させるが,視床-脳下垂体のアドレナリン(HPA)経路の活性化は低下させない。OX1Rとは反対に,OX2RはHPA経路を制御する室傍視床核に発現している。本研究ではケージ交換(CE)による心理的ストレスのACTH分泌に対する影響を,OX2抑制を行った2つのマウスモデルを使い,遺伝的・薬理学的に選択的に調べた。CEによるストレスで,ACTHの血漿レベルに有意な増加があった。OX2Rを欠失したマウスはストレス応答が鈍かった。選択的OX2RのアンタゴニストJNJ-42847922(30mg/kg)で処理するとストレス誘発性ACTH分泌が無かったが,OX1/2Rの両方のアンタゴニストSB-649868(30mg/kg)ではACTH分泌を部分的に抑制するだけであった。2つのアンタゴニストの異なる影響が内在的な異なる睡眠特性に依るものであるかどうかを調べるため,埋め込み電極を使って通常の睡眠計測を行った。両方の薬剤共にノンレム睡眠の長さを変化させることなく潜時を短くしたが,レム睡眠促進効果はOX1/2R両方に対するアンタゴニストでのみ観察された。これらのデータは心理的ストレスモデルでは遺伝的・薬理学的OX2Rの抑制は,OX2Rの抑制で誘発されるノンレム睡眠の効果とは別に,ストレス誘発性ACTH分泌を大きく抑制することが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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動物生理一般 

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