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J-GLOBAL ID：201702236021346031   整理番号：17A1402433

ヌクレオシド二リン酸グルコース代謝産物の安定性について: 植物の炭水化物代謝研究への影響

On the stability of nucleoside diphosphate glucose metabolites: implications for studies of plant carbohydrate metabolism

著者 (6件)： HILL Benjamin L. (Loyola Univ. Chicago, IL, USA) ,  FIGUEROA Carlos M. (UNL, Santa Fe, ARG) ,  ASENCION DIEZ Matias D. (UNL, Santa Fe, ARG) ,  LUNN John E. (Max Planck Inst. Molecular Plant Physiology, Potsdam-Golm, DEU) ,  IGLESIAS Alberto A. (UNL, Santa Fe, ARG) ,  BALLICORA Miguel A. (Loyola Univ. Chicago, IL, USA)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 13  ページ： 3331-3337  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヌクレオシド二リン酸糖(NDP糖)は,デンプンやセルロースなどの生合成の基質であり,多くの二次代謝産物の生合成にも必要である。しかし,Mg²⁺の存在下のアルカリ性では,NDP糖が不安定になるとして,一般に承認されてきたADPグルコースやデンプン合成経路について疑問視する研究が発表されている。本研究では,この問題を解決するために,核磁気共鳴(NMR)や特異的酵素法を用いて,UDPグルコースやADPグルコースの安定性を調査した。その結果,NDP糖には,これまでに指摘されたような不安定性はないことがわかった。また,NDP糖の物理化学的安定性は,in vivoでの濃度に影響を及ぼすことがほとんどなく,NDP糖レベルが主として酵素合成や消費の相対速度によって決定されることが示された。こうした結果から,細胞質ゾルのスクロースシンターゼによって生成されたADPグルコースからのデンプン合成の経路に関する議論にはメリットがないと結論する。

シソーラス用語： *糖質代謝 ,  澱粉 ,  セルロース ,  *ヌクレオチド ,  NMR【磁気共鳴】 ,  ヘキソシルトランスフェラーゼ ,  色素体 ,  代謝産物 ,  ADP糖 ,  ピリミジンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド
準シソーラス用語： スクロースシンターゼ ,  *ヌクレオシド二リン酸糖 ,  プラスチド ,  炭水化物代謝

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  物質の代謝  (EH02050Q)

物質索引 (2件)： ADPグルコース ,  UDPグルコース

タイトルに関連する用語 (8件)： ヌクレオシド ,  リン酸 ,  グルコース ,  代謝産物 ,  安定性 ,  植物 ,  炭水化物代謝 ,  研究