文献

J-GLOBAL ID：201702236050255496   整理番号：17A0440306

ハイドロホビンタンパク潤滑下のアルミニウムに対するダイヤモンドライク炭素被膜との接触潤滑

Lubrication of aluminium versus diamond-like carbon contacts with hydrophobin proteins

著者 (7件)： SHI Zhen (Suzhou Inst. of Nano-Tech and Nano-Bionics, Chinese Acad. of Sci. (CAS), Suzhou, CHN) ,  SHI Zhen (City Univ. Hong Kong, Hong Kong, CHN) ,  HAKALA Timo J. (VTT Technical Res. Centre of Finland Ltd, Espoo, FIN) ,  METSAEJOKI Jarkko (VTT Technical Res. Centre of Finland Ltd, Espoo, FIN) ,  SZILVAY Geza R. (VTT Technical Res. Centre of Finland Ltd, Espoo, FIN) ,  LI Feng (Suzhou Inst. of Nano-Tech and Nano-Bionics, Chinese Acad. of Sci. (CAS), Suzhou, CHN) ,  LI Feng (Suzhou JinFu New Material Co., Ltd, Suzhou, CHN)
資料名： Surface Engineering  (Surface Engineering)
巻： 33  号： 1/2  ページ： 49-55  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： A0614C  ISSN： 0267-0844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 伝統的なオイルベース潤滑剤は,産業用途で広く使用されているが,高い毒性や環境汚染リスクのため,これらの問題のない潤滑剤が求められている。一方,自然界には,哺乳類の関節などに生体分子(ハイドロホビンなど)を含む水ベースの潤滑システムがある。そこで本稿では,2種のダイヤモンドライクカーボン被膜(aC:HとaC:H(Siドープ))を,誘導結合プラズマ化学蒸着法によってステンレス鋼基板上に堆積させ,純水またはハイドロホビン含有水潤滑下でのトライボロジ実験を,ピンオンディスク摩擦計を用いて行った。その結果,1)aC:H被膜へのシリコン取り込みは,表面粗さと濡れ性をわずかに増加させた。2)調製された硬質aC:HおよびaC:H(Siドープ)皮膜は,水環境下でアルミニウムに対して摺動するときに低摩擦係数(~0.12)を生じた。シリコンドーピングは,水潤滑接点における潤滑能力を高め,0.09という低い摩擦係数が測定された。などの知見を得た。

シソーラス用語： *DLC膜 ,  *ステンレス鋼 ,  *アルミニウム ,  タンパク質 ,  潤滑剤 ,  水溶液 ,  *潤滑 ,  誘導結合プラズマ ,  *化学蒸着 ,  トライボロジー ,  摩耗試験 ,  摩擦試験 ,  摩擦係数 ,  表面粗さ ,  濡れ ,  原子間力顕微鏡 ,  X線光電子分光法 ,  耐摩耗性 ,  *機械的性質
準シソーラス用語： ヒドロホビン ,  ピンオンディスク型摩擦摩耗試験機 ,  濡れ性

分類 (3件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  金属材料へのセラミック被覆  (YC02050V) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 潤滑 ,  アルミニウム ,  炭素 ,  被膜