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J-GLOBAL ID：201702236057829407   整理番号：17A0651624

「アスタリフトモイストローション」の開発

Development of “ASTALIFT Moist Lotion”

著者 (6件)： 本間俊之 (富士フイルム 医薬品・ヘルスケア研) ,  五十嵐祐子 (富士フイルム 医薬品・ヘルスケア研) ,  金澤克彦 (富士フイルム 医薬品・ヘルスケア研) ,  織笠敦 (富士フイルム 医薬品・ヘルスケア研) ,  大村現 (富士フイルム 解析技セ) ,  田代朋子 (富士フイルム 医薬品・ヘルスケア研)
資料名： FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT  (FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT)
号： 62  ページ： 65-69  発行年： 2017年03月27日 
JST資料番号： F0079A  ISSN： 0915-1478  CODEN： FFRDEK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富士フィルム(株)では2016年,機能性化粧品アスタリフトシリーズの化粧水をリニューアルし,高機能化粧水「アスタリフトモイストローション」として発売した。肌のハリの低下の原因として,加齢や紫外線の影響による真皮コラーゲンが減少または劣化することが挙げられる。今回,劣化したコラーゲン,即ち断片化コラーゲンの蓄積と代謝メカニズムに着目し,「コラーゲンの再生」を目指した研究を進めた。本稿では,コラーゲンレセプターと呼ばれるタンパク質「Endo180」の機能解明と断片化コラーゲンの代謝を加速する「ナノビタミンAx]の開発について報告した。まず,真皮コラーゲンの断片化について述べた。次に,Endo180を介したコラーゲン代謝機能として,断片化コラーゲンの取組み,およびEndo180とコラーゲン合成について説明し,更に,レチノールによる亢進作用と独自成分「ナノビタミンAx」の開発を紹介した。最後に,モイストローションの肌改善効果に言及した。

シソーラス用語： *化粧水 ,  機能材料 ,  *化粧品 ,  スキンケア ,  *コラーゲン ,  *代謝 ,  タンパク質 ,  タンパク質合成 ,  ローション ,  加齢 ,  紫外線 ,  脂環式化合物 ,  ビタミンA ,  ポリエン ,  不飽和アルコール
準シソーラス用語： コラーゲン合成 ,  スキンローション ,  機能性化粧品素材

分類 (1件)： 化粧品  (YG03030S)

物質索引 (1件)： レチノール

引用文献 (4件)：

• 清水宏編.あたらしい皮膚科学 第2版.中山書店,2011,p.13.
• Tang, S.; Lucius, R.; Wenck, H.; Gallinat, S.; Weise, J. M. Journal of Dermatological Science. 2013, 70(1), p.42-48.
• Varani, J.; Spearman, D.; Perone, P.; Fligiel, S. E. G.; Datta, S. C.; Wang, Z. Q.; Shao, Y.; Kang S.; Fisher G. J.; Voorhees J. J. American Journal of Pathology. 2001, 158(3), p.931-42.
• Madsen, D. H.; Engelholm L. H; Ingvarsen, S.; Hillig, T.; Wagenaar-Miller R. A.; Kjøller, L.; Gärdsvoll, H.; Høyer-Hansen, G.; Holmbeck, K.; Bugge, T. H.; Behrendt, N. Journal of Biological Chemistry. 2007, 282(37), p.27037-27045.

タイトルに関連する用語 (1件)： 開発