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J-GLOBAL ID:201702236252811707   整理番号:17A0590042

土砂崩壊に伴う高濃度濁水が手取川扇状地水田の地下水涵養機能に与える影響

High-turbidity Water from Landslides Affects Groundwater Recharge of Paddy Fields in the Tedori River Alluvial Fan
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 173-180  発行年: 2017年05月05日 
JST資料番号: L2597A  ISSN: 0915-1389  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2014年10月に手取川上流で発生した大規模な土砂崩壊によって,平均で585度(カオリン),最大で4,012度(カオリン)という高濃度の濁水が2015年灌漑期に観測された。この高濃度濁水が手取川扇状地内の地下水循環に影響を及ぼすことが懸念されているが,影響の実態は不明なままである。そこで,本研究では,高濃度濁水が手取川扇状地内の水田浸透量に与える影響について明らかにすることを試みた。濁水発生前の2014年,濁水発生後の2016年を対象として,45地区の水田で減水深調査を行い,水田浸透量の変化を分析した。その結果,2014年の水田浸透量の平均値は12.4mm/dayであるのに対して,2016年は7.9mm/dayであり,水田浸透量が有意に減少していることが明らかとなった。また,水田浸透量が減少した地区は,扇端部に多くみられ,これは粒径の細かい土砂が扇端部に多く供給されたためと考えられた。水田浸透量の観測結果に基づいて扇状地全体の地下水涵養量の変化を概算すると,水田からの涵養量(浸透量)は濁水発生前より36%減少し,扇状地全体の地下水涵養量が濁水発生前より25%減少したことが示された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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地下水学 
引用文献 (21件):

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