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J-GLOBAL ID:201702236262340635   整理番号:17A1054772

浮遊粘性エアロゾル粒子中の揮発性有機物の拡散測定

Diffusivity measurements of volatile organics in levitated viscous aerosol particles
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号: 13  ページ: 8453-8471 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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野外測定は,大気二次有機エアロゾル(SOA)粒子が粘性状態で存在することを示しており,ガラス状態は,ガラス状エアロゾル中水分の低拡散性に着目した多くの研究が進められている。本研究の目的は吸湿性成長の力学的限界と水分の可塑化効果である。対照的に,粘性マトリックス中の有機分子と酸化物の拡散制限についてはほとんど知られていない。これらのことは,揮発性が異なる成分との複合混合物の大気化学とガス-粒子分配に影響を与えている。本研究において,粘性マトリックス中の揮発性有機物の拡散性を定量した。蔗糖と少量の揮発性テトラエチレングリコール(PEG-4)の水溶液から生成される単一粒子の蒸発を,相対湿度と温度をコントロールし,電気力学的にバランスした条件下で研究した。ラジアル分割拡散モデルとともにMie共鳴分光により定量されたPEG-4の蒸発ロスを使用して,PEG-4の移動拡散係数を求めた。3成分系に対して粘性推定値により実験的に導かれた拡散性の比較は,粘性成分からの拡散を推定するために使用されるStokes-Einstein関係の破綻を示す。PEG-4の蒸発は高いRHと温度依存性を示し,RH≦30%で低下し,<15°Cで,<10<sup>14</sup>cm<sup>2</sup>・s<sup>-1</sup>の拡散性に相当する。温度依存性は強く,拡散活性化エネルギーは約300kJ・mol<sup>-1</sup>と示唆される。大気揮発性有機化合物は粘性有機エアロゾル粒子中にて厳しい拡散制限を受けると結論づける。このことは,多環芳香族炭化水素(PAHs)のような汚染物質を含め,有機物質の重要な長距離輸送機構を可能とする。(翻訳著者抄録)
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粒状物調査測定 
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