文献

J-GLOBAL ID：201702236400401780   整理番号：17A0432547

試験的な餌の切り換え後のColorado pikeminnow (Ptychocheilus lucius)の組織における同位体のターンオーバーと濃縮係数

Isotopic tissue turnover and discrimination factors following a laboratory diet switch in Colorado pikeminnow (Ptychocheilus lucius)

著者 (4件)： FRANSSEN Nathan R. (Univ. New Mexico, NM, USA) ,  GILBERT Eliza I. (American Southwest Ichthyological Researchers, L.L.C., NM, USA) ,  JAMES Angela P. (United States Fish and Wildlife Serv., NM, USA) ,  DAVIS Jason E. (United States Fish and Wildlife Serv., NM, USA)
資料名： Canadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences  (Canadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences)
巻： 74  号： 2  ページ： 265-272  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： H0491A  ISSN： 0706-652X  CODEN： CJFSDX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： カナダ (CAN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 安定同位体分析は,生態系における動物の栄養動態を調べるための有益な手法であるが,炭素及び窒素の安定同位体のターンオーバー(代謝回転)や濃縮係数が不明な場合はこの推測が制約を受けることになる。そこで本研究では,米国における絶滅危惧種であるColorado pikeminnow (Ptychocheilus lucius)について,安定同位体含量が異なる2種類の餌を切り替えて飼育を行い,本種の鰭組織における安定同位体のターンオーバーと濃縮係数の定量化を行った。その結果,鰭組織からのサンプリングは,安定同位体の研究において非致死的で有用な手法であった。さらに,鰭組織は¹³C含量に富んでおり,餌の切り替えとは関連がなかった。従って,安定同位体のターンオーバーの速度の種特異的,及び餌特異的な推定を検証するために,安定同位体の餌の切り替えを行う研究において,対照の試験区の設定が重要であることが示された。

シソーラス用語： *コイ類 ,  *同位体分析 ,  係数 ,  *ターンオーバー ,  給餌 ,  鰭
準シソーラス用語： *Ptychocheilus lucius ,  *Colorado pikeminnow ,  *安定同位体分析 ,  濃縮係数 ,  食物網 ,  栄養段階

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (7件)： 試験 ,  餌 ,  切り換え ,  組織 ,  同位体 ,  ターンオーバー ,  濃縮係数