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J-GLOBAL ID：201702236428985714   整理番号：17A1480138

アルギニンを基本モチーフによる新しいB4GalNAcT1(GM2/GD2/GA2シンターゼ)イソ型,および調節酵素の安定性と細胞内輸送の同定【Powered by NICT】

Identification of a new B4GalNAcT1 (GM2/GD2/GA2 synthase) isoform, and regulation of enzyme stability and intracellular transport by arginine-based motif

著者 (5件)： Shishido Fumi (Division of Glycopathology, Institute of Molecular Biomembrane and Glycobiology, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1, Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, Miyagi 981-8558, Japan) ,  Uemura Satoshi (Division of Medical Biochemistry, Faculty of Medicine, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1, Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, Miyagi 981-8558, Japan) ,  Uemura Satoshi (Division of Chemistry and Biological Science, College of Science and Engineering, Aoyama Gakuin University, 5-10-1 Fuchinobe, Chuo-ku, Sagamihara, Kanagawa 252-5258, Japan) ,  Kashimura Madoka (Division of Glycopathology, Institute of Molecular Biomembrane and Glycobiology, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1, Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, Miyagi 981-8558, Japan) ,  Inokuchi Jin-ichi (Division of Glycopathology, Institute of Molecular Biomembrane and Glycobiology, Tohoku Medical and Pharmaceutical University, 4-4-1, Komatsushima, Aoba-ku, Sendai, Miyagi 981-8558, Japan)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1859  号： 10  ページ： 2001-2011  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スフィンゴ糖脂質(GSL)はほ乳類細胞の原形質膜中に豊富に存在し,それらの合成はゴルジ体で厳密に調節されている。GSLホメオスタシスの破壊は,多くの疾患の原因である。百GSLの分子種が存在すると,それらのホメオスタシスの基礎となる詳細なメカニズムは不明のままである。β1,4-N-アセチルガラクトサミニルトランスフェラーゼ1/B4GALNT1(B4GN1),ガングリオGSL GM2/GD2/GA2の合成に関与する酵素のイソ型産生の生理的意義を検討した。ESTクローン検索によりB4GN1の新しいmRNA変異体(変異体2と名づけられた)を発見した。新規アイソフォーム,M1B4GN1,以前に知られているイソ型M2B4GN1のそれよりも長いNH_2末端細胞質尾部を持ち,変異体2から翻訳される。M1B4GN1は細胞質尾部のR ベースモチーフ(逆行性輸送シグナル)を持っていた。M1B4GN1であるR ベースモチーフに依存して小胞体(ER)に部分的に局在したが,M2B4GN1はゴルジに局在した。M1B4GN1の安定性はR ベースモチーフがM2B4GN1のそれより高かった。M2B4GN1はジスルフィド結合を介してホモ二量体を形成する。M1B4GN1とM2B4GN1はCHO-K1細胞で共発現すると,二--イソ型はヘテロ二量体を形成した。M1/M2B4GN1ヘテロ二量体したM2B4GN1ホモ二量体よりも安定であったが,ヘテロ二量体はゴルジ体から輸送されたERになかった。著者らの知見は,R ベースモチーフによるM1B4GN1ホモ二量体とM1/M2B4GN1ヘテロ二量体の安定化はゴルジ保持の延長ではなく,ゴルジ体からの逆行性輸送ERに関連することを示した。独特の特徴を持ついくつかのB4GN1イソ型の共存は,全体的な酵素安定性とGSLホメオスタシスの維持を助ける。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： mRNA ,  ジスルフィド結合 ,  細胞膜 ,  *細胞内輸送 ,  Golgi体 ,  小胞体 ,  ホメオスタシス ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： ヘテロ二量体 ,  共発現 ,  CHO-K1細胞 ,  ホモ二量体 ,  逆行輸送 ,  哺乳類細胞 ,  *アイソフォーム , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： グリコシルトランスフェラーゼ ,  逆行性輸送 ,  Rに基づいたモチーフ ,  mRNA転写変異体

分類 (2件)： 先天性疾患・奇形一般  (GD03010V) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： アルギニン

タイトルに関連する用語 (7件)： アルギニン ,  モチーフ ,  シンターゼ ,  イソ型 ,  安定性 ,  細胞内輸送 ,  同定