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J-GLOBAL ID:201702236539137411   整理番号:17A0552104

超高速2D-IRと光Kerr効果との分光でDNA二重鎖融解のその構造動力学への効果が判明

Ultrafast 2D-IR and optical Kerr effect spectroscopy reveal the impact of duplex melting on the structural dynamics of DNA
著者 (9件):
資料名:
巻: 19  号: 16  ページ: 10333-10342  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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超高速二次元赤外(2D-IR)と光Kerr効果(OKE)スペクトルを併用して15量体AT DNA二重鎖の構造変化と溶媒和の動力学を観測した。DNA塩基の振動モードの2D-IRスペクトルからWatson-Crick対塩基を巡っての結合とエネルギー移動から生じる二重鎖DNA(ds-DNA)に特有の特性的非対角ピークが分った。特性塩基振動モードのスペクトル拡散から二重鎖と副溝の構造動力学とが分り,副溝に水和の突起があると推定した。融解に伴うこれらの動力学の変化を二重鎖に対し一本鎖DNA(ss-DNA)内の塩基へ動ける溶媒の度合いの増大に帰属した。OKEスペクトルは特性的なds-とss-DNAの遠距離フォノンモードに帰属したピークを持つ。これらの様相の温度に関する変化は2D-IRスペクトルから得られる変化とよい相関があったが,ds-DNAのフォノンバンドの融解温度はWatson-Crickのモードのそれより僅かに高く,Watson-Crickの水素結合が消失しても遠距離二本鎖構造の程度が残ることを示唆する。これらの結果からds-DNAが融解するとWatson-Crick塩基対のモード非局在化から多重塩基対に拡張する長距離のフォノンモードにわたる長い規模の螺旋特有の構造動力学が壊れ,これがひょっとするとDNAの分子認識に一役買っているのかも知れないことが分る。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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核酸一般  ,  分子の幾何学的構造一般 

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