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J-GLOBAL ID:201702236558558154   整理番号:17A1181518

凍結融解効果による変化した土壌炭素と窒素循環:メタ分析【Powered by NICT】

Altered soil carbon and nitrogen cycles due to the freeze-thaw effect: A meta-analysis
著者 (5件):
資料名:
巻: 109  ページ: 35-49  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グローバルな気候変動は,雪被覆の変化,今後の中緯度及び高緯度と高高度生態系における凍結融解現象を増強し,特に北半球における,可能性のあることをもたらす可能性がある。共通非生物学的ストレスとして,凍結解凍プロセスは土壌炭素および窒素循環を実質的に変化させることができる。しかし,凍結融解サイクルに応答して栄養素プールと動力学の包括的な理解は得られていない。ここでは,著者らは,46の論文からの凍結融解効果に対する土壌炭素および窒素循環に関連した18変数の応答の効果の大きさを評価した。野外観察と28を報告した十七の研究を実験室での実験から報告された結果が含まれ,凍結融解過程を調査するために両方法を用いた1論文と同様であることを検討した。ランダム効果モデルを用いて土壌起源,効果相(初期および長期効果を含む),方法および土壌層位は,凍結融解事象への応答の大きさに影響するかどうかを調べた。土壌源は,森林,灌木地,牧草地/草地,農地,ツンドラと湿地を含んでいる。凍結温度,土壌pH,土壌C/N比と他の要因と効果サイズ間の可能な関係を調査するためにメタ回帰を使用した。著者らの結果は,凍結融解過程では微生物性Nおよび微生物のC/N比を12.2%と8.5%まで減少したことを示唆した。土壌溶液の溶存有機炭素(DOC)と溶存有機窒素(DON)は27.5%と37.3%向上した。凍結融解効果はNH_4~+,NO_3~-と溶存無機窒素(DIN)の濃度を増加し,84.1%,29.6%と35.4%であった。N_2O排出量も凍結融解処理で95.0~%増加した。実験室測定は無機化,硝化および呼吸の対照的な応答をもたらした。凍結融解事象は細根のターンオーバーを促進するが草原とヒースの長期地上バイオマスに影響を及ぼさなかった。このメタ分析の結果は,土壌炭素および窒素循環に及ぼす凍結融解事象の全体的な効果と異なる環境に渡ってそれらの調節のより良い理解を達成するのに役立つ。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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土壌生物 
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