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J-GLOBAL ID:201702236689460270   整理番号:17A1080209

自己組織化から拓く社会性昆虫の生態学

Ecology of Social Insects: a Potential Field of Self-organization Studies
著者 (2件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 448-454(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: Y0482A  ISSN: 0289-1824  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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社会性昆虫を対象とした研究の中,マクロ生物学に属する研究には,行動生態学や社会生物学と呼ばれる社会進化に着目するアプローチと,社会生理学と物理学の境界領域に位置する「自己組織化」に着目するアプローチがある。本稿では自己組織化アプローチに焦点を当てて,シロアリの建設行動を例にして,昆虫の社会において,自己組織化がどのように働いているかを説明し,自己組織化研究の近年の動向や展望にも言及した。自己組織化によって形成されるパターンの中で,最も注目するべきものは,社会性昆虫のコロニーが作り出す巣である。シロアリの建設行動を説明しながら自己組織化をもたらす集団行動アルゴリズムについて記述した。またヤマトシロアリにおけるアリミチ建設コロニー特異性で,アリミチ建設シミュレーションに言及した。また集団的意思決定のメカニズムとしての自己組織化,これらを支援する計測・解析技術の高度化等を紹介した。
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分類 (2件):
分類
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ロボット工学一般  ,  個生態学 
引用文献 (25件):
  • [1] G.F. Oster and E.O. Wilson: Caste and Ecology in the Social Insects. Princeton: Princeton Univ. Press., 1978.
  • [2] 松本忠夫,東正剛:社会性昆虫の進化生態学.海遊舎,1993.
  • [3] 東正剛,辻和希:社会性昆虫の進化生物学.海遊舎,2011.
  • [4] S. Camazine, J.L. Deneubourg, N.R. Franks, J. Sneyd, G. Theraula and E. Bonabeau: Self-organization in Biological Systems. Prince. Princeton, 2001.
  • [5] P.P. Grassé: Termitology. Termite anatomy-physiology-biology-systematics. Vol.II. Colony foundation-construction, Masson, 1984.
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