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J-GLOBAL ID:201702236914989899   整理番号:17A0359882

ミナミイセエビ(Jasus edwardsii)の生息域における着底の環境因子の相違が気候変動に対する漁業の回復力を示している

Differing environmental drivers of settlement across the range of southern rock lobster (Jasus edwardsii) suggest resilience of the fishery to climate change
著者 (8件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 49-64  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミナミイセエビ(Jasus edwardsii)の着底の時空間様式を調べ,異なる空間規模での環境要因の影響を明らかにした。南部オーストラリアとニュージランドの沿岸域で1994~2011年に着底のデータを収集した。局地的規模(100~500km)では共通した着底様式が明らかとなり,南オーストラリア州(SA)及びビクトリア州の地点での着底の程度は同じであったが,タスマニア州(TAS)の地点とは異なった。ニュージランドでは,空間的に異なる北部(NNZ),中部(MNZ),及び南部(SNZ)の3地域が識別された。春季やエルニーニョの条件の年には,SA,VIC,及びMNZにおいて着底が多く生じた。TAS及びSNAでは,ラニーニャの条件の時に着底が多かった。これらの結果より,局地的規模での着底は海洋プロセスで調節を受けるが,地域間で結果が異なることが示唆された,地域的規模では,SAとVICにおいて海面温度(SST)よりも波が高い時期や風の緩和がより重要であった。TASでは,さらに海流速度も着底の強度に影響を及ぼしていた。しかしながら,着底が地域的に大きく変動することは本モデルでは説明できなかったことから,ミナミイセエビの着底は,幼生の行動,生物学的要因,及び海洋プロセスが異なる規模で相互作用している複雑なプロセスであることが示唆された。着底に影響を及ぼすこの明白かつ複雑なプロセスは,本漁業の1つの漁場で着底が減少した環境条件が他の漁場では着底の増大をもたらすことを示していた。このことは資源レベルで気候変動に対して回復力をもたらしていることになろう。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学  ,  海洋の構造・力学・循環 

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