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J-GLOBAL ID：201702236964808776   整理番号：17A1480324

葉成長におけるANGUSTIFOLIA3勾配を形成する空間的に異なる組織スケール拡散率【Powered by NICT】

Spatially Different Tissue-Scale Diffusivity Shapes ANGUSTIFOLIA3 Gradient in Growing Leaves

著者 (8件)： Kawade Kensuke (Okazaki Institute for Integrative Bioscience, School of Life Science, Graduate University for Advanced Studies (SOKENDAI), Okazaki, Aichi, Japan) ,  Kawade Kensuke (National Institute for Basic Biology, School of Life Science, Graduate University for Advanced Studies (SOKENDAI), Okazaki, Aichi, Japan) ,  Kawade Kensuke (Department of Basic Biology, School of Life Science, Graduate University for Advanced Studies (SOKENDAI), Okazaki, Aichi, Japan) ,  Tanimoto Hirokazu (Institut Jacques Monod, Paris, France) ,  Horiguchi Gorou (Department of Life Science, College of Science, Rikkyo University, Tokyo, Japan) ,  Horiguchi Gorou (Research Center for Life Science, Rikkyo University, Tokyo, Japan) ,  Tsukaya Hirokazu (Okazaki Institute for Integrative Bioscience, School of Life Science, Graduate University for Advanced Studies (SOKENDAI), Okazaki, Aichi, Japan) ,  Tsukaya Hirokazu (Department of Biological Sciences, Graduate School of Science, University of Tokyo, Tokyo, Japan)
資料名： Biophysical Journal  (Biophysical Journal)
巻： 113  号： 5  ページ： 1109-1120  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0298A  ISSN： 0006-3495  CODEN： BIOJAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シグナル伝達分子の空間的勾配は,多細胞生物の発生パターンを確立するために重要である。これらの勾配は細胞間シグナル伝達分子の純粋な拡散プロセスから生じることが提案されているが,この最も簡単な機構は組織規模勾配の形成を確立するかどうかは不明である。プラスモデスムは分子輸送のための隣接細胞を結合する植物におけるユニークなチャネル構造である。本研究では,蛍光回復アッセイによる葉原基を開発するArabidopsis thalianaにおける原形質連絡を介した分子輸送の細胞と組織規模動力学を測定した。これらスケールにまたがる測定は原形質連絡を通しての拡散分子輸送の生物物理学的性質を明らかにし,組織規模拡散率,セル状スケール拡散ではなく,葉近位/遠位軸に沿って空間的に異なることを明らかにした。発生軸に沿った細胞サイズの勾配は,この空間的に異なる組織規模拡散の基礎をなすことを見出した。は,この拡散フレームワークは,内因性分子のシグナル伝達勾配を確立する上でどのように機能するかを検討した。ANGUSTIFOLIA3(AN3)は転写活性化補助因子であり,ここで示したように,葉近位/遠位軸に沿って長距離情報伝達勾配を形成する細胞増殖領域を決定した。遺伝子工学AN3移動度により,AN3勾配の分布に細胞 細胞移動と組織成長の各寄与を評価した。AN3勾配形成を分析するためにこれらの定量的データを用いた拡散に基づく理論モデルを構築し,これは成長中の組織における拡散分子輸送によってのみ達成できることを実証した。著者らの結果は,空間的に異なる組織規模拡散率はAN3勾配形成のためのコア機構であることを示した。これは,純粋な拡散過程は葉の発育における長距離シグナル伝達勾配の形成を確立するという証拠を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 拡散過程 ,  蛍光 ,  Arabidopsis thaliana ,  *拡散係数 ,  細胞移動 ,  細胞増殖 ,  補因子 ,  チャネル ,  移動度 ,  拡散火炎
準シソーラス用語： 葉の発育 ,  長距離 ,  細胞サイズ ,  分子輸送 ,  原形質連絡 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 葉 ,  成長 ,  勾配 ,  組織 ,  スケール ,  拡散率