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J-GLOBAL ID:201702236984576391   整理番号:17A0562028

IRサウンダから得た上部対流圏の雲系:熱帯の金床巻雲の特性

Upper tropospheric cloud systems derived from IR sounders: properties of cirrus anvils in the tropics
著者 (9件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3845-3859 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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地球の総雲量の約30%を代表する上部対流圏の雲は,地球のエネルギー収支と熱輸送を変化させ,気候系で極めて重要な役割を果たす。対流から生じる時,それらはしばしば組織的系を形成する。大気赤外サウンダ(AIRS)の高いスペクトル分解は,日中と夜間のいずれの観測でも信頼できる巻雲識別を可能とする。AIRSデータのリトリーバルした雲圧力に対する空間合成手法を用いることで熱帯の上部対流圏の雲系を解析した。これらの系内で対流核,巻雲,薄い金床巻雲を識別するために雲放射率を用いた。改良型高性能マイクロ波放射計-地球観測システム(AMSR-E)からの同時の降水量データとの比較は,熱帯の上部対流圏の雲で1に近い雲放射率が高い降水速度に強く関係し,対流核を特定するための代替指標をもたらすことを明らかにした。物理変数を用い,この雲系アプローチとAIRS雲のデータを組合せることで,薄い巻雲も含め金床雲の特性を対流核に関係づける新たな可能性がもたらされた。それはまた,孤立した巻雲系から対流雲系を区別した。熱帯の15%を覆う深い対流雲系が,更に単一核系と複数核系に区分された。AIRSは,熱帯を1日に2度しかサンプリングしないが,長寿命対流系の進化は統計的に捉え,熟度の代替指標として雲系内の対流核域の割合を用いることで,比較的に成熟した単一核の対流系を選ぶことができた。これらの系について,金床雲の物理的性質が,対流核内のリトリーバルした最低雲温度で示される対流の深さに関連することを示した。著者等の解析は,系の大きさが一般対流の深さとともに増加するが,同次の対流深さでは,海洋性対流雲系が他の観測と一致し,大陸性よりわずかに大きなことを明らかにした。更に,著者等のデータは,金床雲全域での薄い巻雲の割合が海洋性と大陸性の対流系で同様に,対流深さとともに増加することを初めて明らかにした。これは,今後より詳しく研究されるであろう,対流に対する金床雲の放射フィードバックへの示唆を含む。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大気大循環,熱帯気象 

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